●No.011



「禁煙マラソン」
http://www2u.biglobe.ne.jp/~kin-en/

高橋 裕子さん

京都市左京区

 悩みにスタッフらが受け答え
 タバコをやめたい。でも、絶えずわき起こる「吸いたい」という気持ち。それに立ち向かうにはどうしたらいいか―。1年間にわたり、メールマガジンやメーリングリスト、講習会などで支援するのが、「インターネット禁煙マラソン」だ。
 奈良女子大教授で、京都大予防医療クリニックで禁煙外来の担当医もしている高橋さんを中心に、卒業生らボランティアで運営している。メールを利用したプログラムは3種類ある。高橋さんが考案した365日分のメルマガを配信する「定期アドバイスメール」(1日1〜2回)、禁煙実施中の人の悩みに「先輩」がアドバイスする「メーリングリスト」、医療スタッフらが直接、受け答えしてくれる「ダイレクトメール担当窓口」で、参加者自身がプログラムを選ぶ。
「アドバイスメール」は日いちにちごとに状況が変るため、「週末・休日の過ごし方」「体重増加を抑える」「メールを読み返す」など内容はすべて違う。高橋さんは「内容は参加者の意見を集約しながら、年々変えています。実体験がもとなのでより共感してもらえています」と話す。
 1997年にスタート、初年度は400人だった参加者も年々増加し、今では延べ1900人になった。禁煙に成功した人がアドバイザーやスタッフなどの裏方となっているのも特徴で、メーリングリストで「今たばこを買ってしまった。SOSです」(50歳・男性)などのメールが寄せられると、瞬時に「今が頑張り時です」「気持ちはよく分かる」などと返事を寄せて励ます。「メルマガは一方通行。双方向というメーリングリストも併用することでより効果が出てきます」。ネットの特性をフルに生かしている。

2003.4.1

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