●No.014



「3月書房販売速報」
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sangatu/

宍戸 立夫さん

京都市中京区

 独特の視点でつづる本の「うわさ」
 わずか10坪の店に約1万冊もの本が並べられている。寺町二条にある3月書房。シュタイナー、吉本隆明、三木成夫など独特の品ぞろえで知られる。この書店が1〜2カ月に1度、出版業界向けに発行しているメールマガジンが、本好きな一般読者の人気を呼んでいる。
 「最近売れてるような気がする本」「これから売れそうな気がする本」など販売中の本の紹介をしているほか、好評なのが京都の書店事情を書いた、「<天に唾する>京都の書店のうわさ」だ。
 京都市内で相次ぐ書店の閉店や、4年前、閉店した京都書院がネット販売を始めたこと、新規開店した書店をのぞいてみた感想など盛りだくさん。ベストセラーのハリーポッターについても「ほとんど(大型中古書チェーン店の)ブックオフで見かけないことです。きっとどなたも本棚に並べて次巻を楽しみに待っているのでしょう。(中略)5巻目以降も間違いなく同じ部数が売れることになるはずです」と、独自の視点でつづる。
 もともと書籍の目録をワープロで書きコピーして配っていたのが、無料で何度も大量に送れるメールマガジンに変化した。「〜うわさ」は、東京の出版社の人に京都の書店事情を伝えようと思って始めた。「私自身の行動範囲でのうわさしか収集できていません。ただ思いのほか人気が出たので、ネタをしょっちゅう探すようになりました」と苦笑する。「これからもズルズル、ゆるゆると更新していきたい」と自然体で構えている。

2003.4.22

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