●No.015



「環境雑学マガジン」
http://www.kyoto-seika.ac.jp/jinbun/kankyo/index.html

金 克美さん

京都市左京区

 社会問題を理解する手助けに
 カネミ油症事件、環境ホルモン、地球温暖化…。さまざまな環境問題について、大学教授やNPO、NGOのメンバーがリレー方式でコラムを書いている。発行元は京都精華大の環境社会学科で、もともとは学科開設(2000年4月)の際、受験生に学科紹介するのが目的で発刊した。
 「社会の出来事には環境問題に関することが多い。大学の先生ら専門的に取り組んでいる人に、一般の人にも分かりやすく解説してもらうようにしています」と金さん。吉野川洗堰(ぜき)の住民投票、気候変動枠組み条約締約国会議、世界水フォーラムなど、いま問題になっているテーマをできるだけ選び、ほぼリアルタイムで配信している。ジャンルは「汚染」「気候変動」など11あり、さらに「自然の権利」など38のテーマを設けて、隔週で発行している。
 当初は大学教授が執筆していたが、学生たちの学外調査や演習でできたネットワークを使い、住民グループの代表者にも依頼したりするなど、広がりがでてきた。読者は現在2500人で、一般市民が多いという。雑誌社からコラムの転載を求められたり、環境問題に取り組んでいる関係者や他大学の教授から、感想のメールや学科の聴講希望などの反響も寄せられている。
 「環境問題は幅広い。社会問題を理解するためのツールとして今後も息長く発行していきたい」と話している。

2003.5.13

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