●No.028



肩に力を入れない山登りを紹介する
「軟弱登山番外編」

http://www.nanjyaku.com/

中山 幹彦さん

京都市伏見区

 昼食に酒もいい?
  軟弱登山の7つのルールは、(1)雨の日は中止(2)朝は10時ごろから登り始める(3)1日の歩行時間は3〜5時間ぐらいをよしとする(4)昼食時に酒を飲む( 5)下山後温泉につかる(6)さりげなく新しく買った登山グッズを自慢する―他人の買った登山グッズを恨めしそうにけなす(7)さりとてマナーは守る−だ。これさえ守れば、ゆるゆると登山が楽しめるというものだ。
 発行している中山さんは学生時代、山岳部に所属し、いわゆる「硬派」だった。登山口まで30キロはあるリュックを背負って歩いて向かったが、本音は「車で登山口まで行く軟弱登山をしたかった」。社会人になって、規則に縛られず、自由気ままに休憩したり、水を飲んだりしながら、西穂高岳を登ってみると「すごく楽しかった」という。仲間と登山を重ねるうち、暗黙のうちに前出の7つのルールができていた。パソコン技術を習得するため、2001年にホームページ「軟弱登山のすすめ」を開設し、読者を増やすために、1年後にメールマガジンを始めた。
 山の写真を多用するホームページと比べ、メルマガは自身の体験を踏まえた「山のよもやま話」など、短いコラムが中心だ。「雨などで山に登れない時、頭の中で模擬登山ができるように工夫して書いています」という。
 多忙なホテルマンの日常を離れて、北アルプスや京都や滋賀の山を登る。「山道で、鳥の鳴き声が聞こえたりすると、普段のことを忘れていく。年を取ったからでしょうか。最近は山は逃げないのだから、山頂まで登らなくても山ろくから眺めを見ていてもいい、と思えるようになりました」。自然体で楽しむ山登りを自ら実践している。

2003.8.12

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