●No.032



ウィリアム・テルの歴史小説を連載する
「フィーアバルトの風−スイス建国物語」

http://ritchie-.hp.infoseek.co.jp/magazine.html

Ritchie

京都市西京区

 テルの生き様に魅せられ
 ウィリアム・テルといえば、あの歌劇の序曲とともに、悪代官の命令で自分の息子の頭の上に載せたリンゴを矢で射落とす場面が有名だが、それ以外は知られていないことが多い。そこで、このスイス建国の伝説上の英雄を歴史小説としてつづることにした。
 3年前、スイス旅行でビュルグレンという町にある「テル博物館」へ訪れた際、テルが死ぬまでを詳細に記した日本語版手引きを手渡された。その生き様に魅せられ、「ぜひ多くの人に知ってもらいたい」と、2002年から小説の連載を始めた。
 史実に忠実に従うことが基本で、13世紀末のスイスについて図書館やインターネットで資料を集めた。テルの名前も小説では、ドイツ語読みの「ヴィルヘルム・テル」とした。風俗、衣装など時代考証もできる限り丹念に行っており、「中世ヨーロッパの農家の食事」など当時の社会・歴史を紹介するコラムもつけて、より分かりやすくする工夫を凝らしている。
 実在の人物と見まがうほど多くの資料が残されているが、分からないところはフィクションで補っている。「架空の人物も登場させていますが、主役のキャラクターが崩れないようにしています」。
 本職は会社員で、「Ritchie」はペンネーム。「いつか作家になれたら」と夢を描く。全12章を予定しているうち、現在3章まで書き終えた。小説を書き上げるのが当面の目標で、「人としてどう生きるべきかを書きたい」と意欲を燃やしている。

2003.9.9

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