●No.045



「アートを結構真面目に考えるメールマガジン『G★MAGAZINE』」
http://www8.ocn.ne.jp/~r-jack/ 

山口剛さん

京都市西京区

 作家の立場から巨匠たちへのオマージュ
 ルノワールやモネ、ダ・ヴィンチにゴッホ。だれもが知る美術界の巨匠を取り上げ、その生涯と作品を週替わりで解説する。
 山口さんは京都市芸大の美術学部(油画専攻)出身。卒業後も美術活動を続ける一方、「美術のすばらしさを多くの人に伝えたい」と、2003年6月、メールマガジンを創刊した。
 タイトル以上に内容はとても「真面目」。各作家の経歴を詳しく誠意を込めて書く。「短い生涯にもかかわらず、彼は世界に深い印象を残しました」「その明るい色彩から、彼が目指したものが見えてくるようです」。全体を貫くのは、山口さん自身の「作り手」としての視点。それが各作家への愛情となり、評論家の解説とはひと味違った趣を与える。
 各作家の作品の画像を掲載したり、関連サイトも紹介している。興味を持った人がより深く学べるようにという配慮だ。「美術は今、社会から少し遠い存在になっている。でもそのよさを伝え続ければ、価値を認める人も増えてくるはず」。
 山口さん自身、作り手として「言葉で伝えること」の大切さを常に意識している。「表現者には自作を相手に理解してもらう努力が必要」。自分の作品も、なるべくわかりやすく多くの人に伝えていきたいという。メールマガジンの端々に、そんな真摯な姿勢がにじみ出る。
 巻末の油彩技術の基本を解説した「ポネオ君の基礎から学ぼう」、そして昨今のマンガ事情を語る「マンガだって芸術だ!」も楽しい。 

2004.01.20

▲もどる▲