●No.054



「ただあるがままに〜いつも心に感動を〜」
http://www.biwa.ne.jp/~yos-ymd/ 

山田嘉尚さん

滋賀県野洲町

 聖書の言葉を日常の視点で伝える
 聖書の世界に興味を持ち、自らもクリスチャンになった山田さんが、キリスト教の視点から現代社会の様相を読み解く。
 たとえば、1人暮らしの高齢者の60%が将来不安を感じているというニュースに、聖書の「日常の些事を心配するのではなく神の国を求めなさい」という言葉を引き、「神の国」とは「物事の本質」のようなこと、小さなことに一喜一憂せず、本当に大事なものを求めていくことが不安な日常を乗り切る秘訣では、と説く。世界の飢餓問題には、イエスの言葉「いま食べ飽きているあなたがたは哀れな者です。やがて飢えるようになるから」を引用、「今の日本も食べ飽きている状態。世界の現実を謙虚に受け取り、何かを変えようとする努力が必要では」と問う。
 山田さんが聖書にひかれたのは学生時代。中東情勢が緊迫した時期でもあり、聖書やその背景を探求したいと考えた。文献研究で終わらずクリスチャンになったのは、「実体験が大切」と考えたから。その後、研究を通じて感じたことを形にしようと、2002年7月、メールマガジンを創刊した。
 日本では宗教の教えをみぢかに感じることは少ないが、「2000年前の聖書の教えも、日常生活の中でこそ『体得』できることが多い」と山田さん。本では腑に落ちなかった教えが、会社の仕事の中で「なるほど」と理解できたり、聖書の視点をクッションにすることで、現実を余裕を持って眺めることができたりするという。体験から得た思いを通じて「教え」の良さや意義を伝える。

2004.03.23

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