●No.062



「薬剤師だけが知っている内緒のお話」
http://www.i-relax.co.jp/ 

豊田 良夫さん

京都市左京区

  薬の専門家が健康社会を提案
人びとの健康を考え続ける街の薬剤師が送る、「健康な社会を作ろう」のメッセージ。2003年1月にメールマガジンを創刊した。
 自称「くすり仙人」の豊田さん。薬の話を中心に、健康な生活を送るにはどうすればいいかを毎回さまざまな視点から考える。古代中国で不老長寿薬を求めた秦始皇帝の話をかわきりに、薬の歴史や実際の服用効果、製造方法などに触れる。
「人間に最低必要なエネルギーは?」など固い話から、育毛剤やダイエット薬などの「実際の効果の検証」など役に立つ情報まで掲載。「健康食品の定義は?」「高血圧の薬は一生飲み続けなくてはだめ?」といった読者の質問にも丁寧に答える。身近な問題で読み手を引きつけながら、日本でエイズ感染が広がっていることなど、見えにくい現実にも警鐘を鳴らす。「薬剤師も(診療)科目別専門家が必要?」「医療費負担は段階別に」と独自の提案を投げることも。
 近年、「薬剤師法」が改正され、薬剤師の職務に「医薬品の情報提供」が付加された。患者にとって薬剤師は、薬の成分や副作用など、医師には聞きにくい「処方箋への疑問」を説明してくれる専門家。だが現実は、医療現場で薬剤師が前面に出る機会は少ない。メルマガ創刊の理由の一つはそこにあった。「薬剤師は守備範囲が広く、人の体のコンディションをトータルに考えることができる数少ない存在。私たち自身がもっと職能を生かさなければ」と話す。明晰(せき)な論理とやわらかな語り口は、難しい問題も身近に感じさせてくれる。

2004.05.25

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