●No.063



「カウンセラーからの子そだてメール」
http://jin.ne.jp/osc/ 

鈴木 牧子さん・辛川 誠さん

京都府城陽市

  親子間コミュニケーションの橋渡しに
 「子どもに『そのままでいいよ』っていえますか」「お母さんが悪いのではない。周りのサポートを得て精神的に楽になれば、子どもへの愛情も生まれてくる」−。子育てをめぐる不安と緊張で固まった親の心を受け止め、解きほぐすような優しい文面のメールマガジンを、週に1度、読者の携帯電話やパソコンに送っている。
 心理カウンセラーの鈴木牧子さん(53)=右=と城陽市の保育園で副園長を務める辛川誠さん(41)が、電子メールで子育てのアドバイスや情報を配信する「親子心理教育センター」を起こしたのは2003年1月。核家族化、少子化を背景に、直接、子どもに接することのないまま親になってしまった人や、子どもとコミュニケーションがとれずに育児に自信をなくす人が増え、「子どもの言葉や態度をどう受け止めるべきか。翻訳して親に伝え、橋渡しする役割が必要だ」と考えた。
 メルマガという方法を選んだのは、パソコンを使いこなす今の若い世代にとって、最も手軽な媒体に思えたから。若い親の多くが携帯電話のメールを日常的に利用し、常に電話機を持ち歩いていることにも着目した。配信先を携帯メールにすれば、保育園への送り迎えの空き時間など、いつでもどこでも繰り返し読んでもらえる。「悩んで煮詰まっている人は、分厚い研究書を開く気にもなれないはず。気軽にふれてもらえるよう、難しい言葉は使わず、語りかけるような調子で執筆しています」。子どもとのつきあい方に不安を感じた時、少し立ち止まって考えたい時、ヒントを探しに開いてみたい1誌だ。

2004.06.1

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