●No.076



「無農薬米の百姓『アグリなかい』です」
http://agri-1.com/maga.html" 

中井 勤さん

滋賀県蒲生町

  安心できる食の実現へ情報を発信
 「人体の免疫力を低下させるという遺伝子組み換え作物が大量に輸入され、豆腐などの食品に使われている」「小麦の収穫後、農薬残留濃度の高い部分が学校給食用パンの原料になっている」など、消費者にとって衝撃的なデータが並ぶ。「ショックを受ける人も多いかも知れないが、自分たちの口に入るものにもっと注意を向けてほしくて。特に、これから親になる世代の人や子どもを育てている人に読んでほしい」と話す。
 中井さんは、無農薬でコメを生産する農家。10代後半に無農薬農作物を基本とする自然食に関心を持ち、知り合いから農地を借り受けたのを機に24歳で農業を始めた。玄米菜食の食事を続け、食材はすべて無農薬だ。
 メールマガジンを創刊したのは、昨年12月。牛海綿状脳症(BSE)に感染した牛が国内でも見つかるなど、生産効率のみを重視した営農が食の安全を揺るがせている現状に怒りを感じた。「輸入農産物に押され、農業だけで食べていけない農家が出始めたころから日本人の食はおかしくなった。内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)や添加物まみれの食品で育った世代が親になり、これから人体への影響が顕在化してくるはず」。
 読者は少しずつ増え、今年8月現在で約110人。「メルマガを読んで、子どものために自然食を始めた」「玄米食を再開した」など反響も寄せられている。「農業には、人間の命の糧をつくるという役割がある。安心できる食べ物をつくると同時に、体にいいものを選んでもらえるよう情報を発信し、問題提起を続けていきたい」という。--

2004.08.31

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