●No.086



「家作りのプロが教える家族のための工夫いっぱいの家」
http://homepage1.nifty.com/hanbe/mailmagazine/mailmagazine.html 

中村 由紀子さん

大津市

  家族コミュニケーションが深まる間取りを提案
 「家族がかかわり合って暮らせる楽しい家」をテーマに、家族間のコミュニケーションを取りやすい間取りの作り方、考え方を紹介する。子ども部屋を2階に設ける家庭が多いことから「リビングルームを通って階段を上るように設計すると、子どもの帰宅がすぐに分かる」「2階廊下の幅を2倍、3倍に広げれば、フリースペースとしての使い方も生まれ、子どもと勉強したり遊んだりする空間ができる」などと提案。今年4月の創刊以来、読者数は毎月約100人と安定している。
 中村さんは、夫とともに工務店を営むインテリア・コーディネーター。2000年9月に長男を出産したのを機に「家族みんなが楽しく心地よく暮らせる家」について考えるようになった。ちょうど、女子高生コンクリート詰め殺害事件(1989年)や2000年に発覚した新潟少女監禁事件などの被疑者の家の間取りを本で見たこともあり、「部屋の密室化が、子どもの心に陰をつくるのだと恐怖を感じた。実際、玄関近くの階段からまっすぐ2階に上がれる造りの家は多く、犯罪や引きこもりにつながる可能性が指摘されている。家族の会話が増える家をアピールしたかった」と話す。
 理想は、家のどこにいても他の家族の気配が伝わる家。着替えや考え事をするスペースも必要なので子ども部屋はつくるが、面積は広く取らず、共用部分を広げる。「子ども部屋が快適過ぎると、子どもは部屋から出なくなる。テレビを見るためにでもいいから、部屋を出て家族と過ごす時間を増やすことが大事。家族がそろってそばにいる。自然とそうなるような間取りを考えたい」。

2004.11.16

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