■古い小学校 思い出刻み統合

 チャイムが鳴った。休み時間は学校が活気づく。踊り場はヘアピンカーブ。勢いそのままに、児童らは運動場へ消えていった。

 京都市東山区の清水小。木の手すりは傷だらけで、廊下のタイルは修繕を重ねている。昭和八年生まれの現校舎で幾千の子どもが育った。

 だが、同小はもうすぐ学校の歴史に幕を下ろす。東山北部の七小中学校は二〇一一年度の統合を目指す。児童が減ったのだ。「哀愁はある。でも、子どもの教育を考えた結果」。清水学区自治連合会長の田中博武さん(62)は打ち明ける。

 何万回目かのチャイムが鳴った。時間は流れる。児童らが階段を去っていく。大人になっても覚えているだろうか?暖かい陽光そそぐ学校の思い出を。


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