■ラジオ体操 子らの夏映してく

 朝7時。子どもたちが集まる。軽快なピアノ伴奏がラジカセから流れる。木々に遮られ、太陽の光はまだ境内には届かない。だが、体を反らすと、もう夏空がまぶしい。

 上御霊神社(京都市上京区)のラジオ体操。夏休みの恒例行事で社務日誌によると戦前から続くという。

 「みんな白のランニングに黒の半ズボンだった」。小栗栖元徳宮司(66)は振り返る。時代とともに子どもたちの服はカラフルになった。半面、子どもの数は減り、昔に比べて活気はなくなった。

 体操が終わった。子どもたちはわれ先にと行列に並ぶ。カードにスタンプを集める楽しみは今も変わらない。

 朝日が境内に差し込んできた。セミの声がけたたましい。今日も暑い一日が始まる。


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