■新年にぎやか 路地の交礼会

 「おめでとうさんです」「今年もどうぞよろしゅう」。路地に顔を出した面々の表情は明るい。大みそかの雪は去り、新春は穏やかにやって来た。

 京都市東山区中轆轤(ろくろ)町の新年交礼会。元日の朝、町内の住民が集まる。酒を酌み交わし、昨年の出来事や正月の予定などをにぎやかに話す。40年ほど前、年頭のあいさつを一度にすませようと始めたところ、恒例行事として根付いた。

 「一言交わせば仲良くやっていける」。町内会長の藤本忠志さん(70)はにこやかに話す。昔から住むお年寄りの姿が目立つが、最近引っ越してきた若い家族も参加している。

 30分ほどの歓談の後、会は手締めで取りまとめられた。祈念したのは皆の健康と町内の融和。手拍子は見事にそろった。


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