読者写真コンテスト「大好き!!京滋の風景」第21回結果

 今月初旬に京都市で観測史上最も早い猛暑日を記録し、京都、滋賀の各地では本格的な夏の到来を感じさせるような暑さとなりました。炎天下での外出はためらいがちになりますが、今回の応募期間は、花や新緑が映えるさわやかな季節。出かけるには絶好の気候であり、満開の桜を中心に行事や風物詩など多数の作品が集まりました。
 ほのぼのとした光景を写した最優秀賞の渡辺さんの作品は、目を奪われがちな大空を泳ぐ多数のこいのぼりより、花とカップルをメーンにした視点が見事です。
 応募が多かった桜をモチーフにした作品では、満開の桜を色で表現した川口さんの「桜色」が面白く、京田さんの「桜と花火」は、夜桜と花火の組み合わせが華やかです。角田さんの作品は、桜の花びらを描いた照明が静かな画面にアクセントを与えています。
 急斜面の岩場から神輿(みこし)を引きずり下ろす神事を捉えた「伊庭の勇者達」は緊張感が伝わり、小笹さんの作品は騎手の表情が迫力満点。川上さんの「パフォーマンス」は楽しさいっぱいの笑顔がすてきです。
 伊東さんの「迷子の子犬」と、伊藤さんの「逃げ腰」は、後ろ姿に愛らしさを感じるほほえましい作品です。
 これから夏本番へと向かいます。次回は暑さや涼を感じる意欲的な作品を期待します。炎天下の撮影では帽子をかぶり、水分補給をまめにするなどして、熱中症には十分に注意してください。
(写真部長代理 栗本禎二)

 

最優秀賞 「恋のぼり」(亀岡市篠町山本)渡辺 和

デジカメ、70〜300ミリ、F6.3、640分の1秒、ISO100
 【評】 こいのぼりがメーンの写真は多数応募がありましたが、渡辺さんの作品は黄色い花を大胆にあしらい、画面全体でほのぼのとした春の陽気を表現した視点が秀逸です。若い男女が寄り添う姿がほほえましく、しゃれたタイトルも、浮き浮きした気分にさせてくれます。
 

優秀賞(トーカイ賞) 「棚田の水面映え」(高島市・畑の棚田) 宇野秀雄 

デジカメ、28〜300ミリ、F8、40分の1秒、ISO100
 【評】 早朝の畑地区で狙った棚田の風景。水面に映り込んだ雲と、差し込む朝日の反射が画面に奥行きを与え、静けさを感じる幻想的な作品です。深呼吸をすると、清らかな空気が体に入ってきそうです。
 

優秀賞(マルカ賞) 「雨の藤棚」(京都市南区・鳥羽水環境保全センター) 永井清海 

デジカメ、17〜85ミリ、F8、250分の1秒、ISO100
 【評】 傘に周りの風景が映り込んでいるように見えますが、実は人物のイラストが描かれていたという錯覚に面白さがあります。藤の花を撮影に来て、変わった光景を逃がさなかった感性も見事です。
 

以下佳作

「シルエット」(舞鶴市北吸)  津田憲幸

 

「桜色」(甲賀市信楽町・MIHO MUSEUM) 川口喜美恵

 

「水郷春彩」(近江八幡市北之庄町)  寺田洋一

 

「東寺ライトアップ」(南区・東寺)  角田剛彦

 

「人馬一体」(北区・上賀茂神社)  小笹剛

 

「迷子の子犬」(守山市・第1なぎさ公園) 伊東克己

 

「桜と花火」(南丹市美山町・大野ダム公園展望台) 京田貴宏

 

「パフォーマンス」(中京区・寺町京極商店街) 川上宏

 

「逃げ腰」(下京区・仏光寺)  伊藤清

 

「伊庭の勇者達」(東近江市伊庭町)  長谷川悟

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