読者写真コンテスト「大好き!!京滋の風景」第34回結果

 リオデジャネイロ五輪が開幕しました。新聞やテレビ報道で、日本の選手たちの活躍に一喜一憂されている方も多いことと思います。本社にも連日、通信社からトップアスリートたちが繰り広げる躍動の瞬間が何百枚と届いています。そのなかから選りすぐった写真を連日特設面などでお伝えしています。シャッターチャンス、フレーミング、シャッタースピード、絞りなど、写真から読み取れる情報をもとに、スポーツ写真を楽しむことも写真力向上に大いに役立つと思います。ぜひご覧になってください。
 今回の最優秀賞と優秀賞の2点は、いずれも光の明暗を上手く描き出した作品でした。写真には光を読む力量が現れるものです。
 佳作では、「葉陰の小さな風景」を撮影した伊東さんの構図が抜群です。葉を大きくあしらった大胆さが作品を支えています。田口さんの「構成、苔と石」も美的センスが感じられます。警戒心の強い鳥を捉えた「ちょっとひとやすみ」は、その瞬間を待ち続けた伊藤さんの粘り勝ちです。新緑がまぶしい「緑のトンネル」は、堀出さんの作品。江Mさんの「山藤の季節」と山下さんの「木陰」は、いずれも見る人の気持ちを和ませてくれます。錦鯉を造形的に表現した「水面」は、田中さんの作品。佐々木さんの「特等席」は、良い題材を見つけましたね。川口さんの「手繰る」は、シャッタースピードを遅くして、鵜を操る動きを演出しました。松林さんの「シルエット」には、夏の日の思い出が詰まっています。(写真部長代理 奥村清人)

 

最優秀賞「遭遇」(京都市下京区・京都鉄道博物館) 西正幸

デジカメ、28〜300ミリ、F7.1、400分の1秒、ISO500
【評】異次元を想像させるような空間表現が魅力です。ライトを点灯した車両を擬人化して捉えた視線の鋭さには脱帽です。照明の中にぽつんと浮かび上がった子どものあしらい方も秀逸です。
 

優秀賞(トーカイ賞)「鵜匠」(宇治市・宇治川) 川口喜美惠

デジカメ、60ミリ、F5・6、250分の1秒、ISO3200
【評】かがり火に描き出された鵜匠のシルエットがとても印象的です。顔の表情までもが克明に分かり、イメージに深みを与えています。
 

優秀賞(にしきの賞)「田園風景」(東近江市) 松村信吾

デジカメ、18〜270ミリ、F8、400分の1秒、ISO400
【評】水田と湖に照り映える夕日をうまく捉えました。米どころの平野部とびわ湖のロケーションが見事です。機材を担いで山に登り、日の入りを待った甲斐がありました。
 

以下佳作

「ちょっとひとやすみ」(右京区・大沢池) 伊藤幸太郎

 

「葉陰の小さな風景」(南区) 伊東克己

 

「構成、苔と石」(東山区・両足院) 田口千秋

 

「特等席」(下京区) 佐々木彦三

 

「シルエット」(左京区・鴨川) 松林宏

 

「手繰る」(宇治市・宇治川) 川口重一

 

「緑のトンネル」(高島市マキノ町) 堀出桂

 

「水面」(北区) 田中さわこ

 

「木陰」(京都府京丹波町・丹波自然運動公園) 山下文行

 

「山藤の季節」(木津川市・山城町森林公園) 江M祥子

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