読者写真コンテスト「大好き!!京滋の風景」第41回結果

 朝晩の涼しさに本格的な秋の訪れを感じるようになりました。日中の光も次第に角度が深くなり、写真撮影にはもってこいの季節です。さわやかな空気に包まれ、シャッターを押す回数も自然と伸びそうですね。
 最優秀賞の田中さんの「泣くが勝ち」は、登場人物それぞれの豊かな表情が大きな魅力です。優秀賞の「真正面の花火」は、夏の夜空を焦がす花火をロマンティックに描き出した中川さんの力作。富永さんの「蓮(はす)の花にハチ」は、ハスの周りを同時に5匹のハチが飛ぶ珍しい光景をものにしました。
 佳作では、金田さんの「いただき!」が目を引きました。祭りを楽しむ見物客の楽しげな雰囲気がよく伝わってきます。日本建築の造形美を見事なフレーミングで切り取った「天然素材の形式」はテュルマー・シュテファンさんの作品。小林さんの「遡上(そじょう)ハンター」は、動きが速い狩りの決定的瞬間を逃しませんでした。
 私事になりますが、2週間前に3000メートル級の山に登ってきました。山ではすでに山頂付近から順に、ナナカマドなどの紅葉が進み、山肌を赤く染めはじめていました。紅葉はストレートに撮っても十分に良い写真に仕上がるのですが、そこから自分なりの工夫をちょっぴり加えることが大切です。新鮮な写真スタイルを探してみてください。(写真部長 奥村清人)

最優秀賞「泣くが勝ち」(京都市上京区・北野天満宮) 田中 雅之

デジカメ、18〜300ミリ、F5.6、160分の1秒、ISO640
【評】行司さんの射るような真剣なまなざし。お母さんたちの楽しそうな笑顔。赤ちゃんの泣きっ面。それぞれのユーモラスな表情が三位一体となり、楽しさにあふれた写真になりました。
 

優秀賞(トーカイ賞)「真正面の花火」(大津市浜大津) 中川 直久

デジカメ、16〜35ミリ、F14、13秒、ISO100
【評】特等席からの花火の眺めは、写真以上に素晴らしかったでしょうね。華々しい色と形がバランス良く画面に収まりました。夏の夜の思い出を見事に切り取りました。
 

優秀賞(にしきの賞)「蓮の花にハチ」(城陽市) 富永 良明

 
デジカメ、18〜135ミリ、F11、800分の1秒、ISO400
【評】よほど魅力的な香りがしたのでしょうか。一輪のハスに何匹ものハチが集まる珍しい光景。柔らかな色彩も良く、ハチたちが花を囲むように飛ぶ瞬間もバッチリでした。
 

以下佳作

「いただき!」(中京区)金田 紀一

 

「足並みそろえてイチニー、イチニー」(宇治市・槙島町グラウンド)深井 征子

 

「遡上ハンター」(長浜市・姉川河口)小林 伊三夫

 

「土俵際」(西京区・松尾大社)西村 弥蔵

 

「学校へ行こう」(亀岡市曽我部)栗田 正一

 

「朝影」(乙訓郡大山崎町)松本 和之

 

「満天の華」(大津市浜大津)塩見 芳隆

 

「天然素材の形式」(左京区)テュルマー・シュテファン

 

「おくれよ〜!」(左京区・宝が池公園)宮 昌之

 

「ウルトラC」(野洲市・近江富士花緑公園)松村 信吾

Copyright(C) 2017 The Kyoto Shimbun Co.,Ltd.
<<読者写真コンテスト一覧へ