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Kyoto Shimbun 京都発の環境規格・KES
取得費安く魅力 全国的に注目 企業や団体、認証で評価アップ KESは京都独自の環境規格で、市民組織・京のアジェンダ21フォーラム(代表・内藤正明京都大教授)が考案した。環境問題に取り組み始めたばかりの企業のための初級コースともいえる「ステップ1」と、ISO14001と同じ取り組みが要求される「ステップ2」がある。昨年4月に制度がスタートし、6月末現在でステップ1は99社、同2は28社が認証を受けている。
▽コストも削減 審査は1日がかり。同フォーラムKES事業部の審査員が、担当者や幹部から1年間の取り組みなどを詳しく聞き取る。「ごみ減量の具体的な方策は」「危険物の安全管理は万全か」「どんな省エネ努力をしているか」「社員の意識付けはできているか」「社内環境委員会の議事録は」…。 「冷暖房をガスに切り替え、高効率のトランスを導入した」。木村武治社長の説明を受け、さらに審査員は同社のバッテリー製造工場を立ち入り調査し、説明との矛盾がないかなどを調べた。 木村社長は「大手バッテリーメーカーとの取引を念頭に、公害防止だけでなく、より前向きに環境に取り組むべきと考えた。コスト削減にもつながる。監査に訪れた他の企業の評価も高く、受注につながっている」と胸を張る。 中小企業にとってKESのメリットは、ISO14001に比べて認証取得のコストが安い点にある。一般的に、ステップ2で2〜300万円といい、ISOの約半分だ。簡易型のステップ1なら、実質的にほとんどコストをかけず取得できる。 しかも、KESの審査員は企業で環境管理などの経験があり、ISO14001の審査員資格を持つ人がボランティアで担っており、信頼性も高い。京の小学校も ▽京都の小学校も KES事業部の平塚憲事務局長は「ISOを取りたいがコスト的にしんどい、という中小企業向けに作られたKESは、優れた制度として京都の枠を超えて高い評価を受けている」という。認証を取得した企業は滋賀をはじめ、大阪、和歌山、長野、東京、神奈川、埼玉、茨城、富山、香川、広島、岡山の各都府県に広がっている。 また「環境にやさしい学校」の証明として、京都市内ではこのほど朱雀第三小がKESステップ1を取得した。粟田小や嵐山小、太秦小なども取得を目指している。 京都の中小零細企業を「環境にやさしい企業」に変えようと考案されたKESが、環境都市づくりに不可欠の手段に成長しようとしている。(2002年8月9日掲載)
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