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Kyoto Shimbun アイドリングストップ
都市部で13%も燃費向上 省エネセンター全国調査 全国縦断調査は、財団法人「省エネルギーセンター」(東京都)が8月に行った。ボタンスイッチを使ったアイドリングストップ機能を備えた車2台と普通車1台が、北海道から鹿児島県までの3700キロの一般道を同じ条件で走り、燃料消費を比べた。 先ごろ大阪市で開かれた報告会では、全行程を通じてアイドリングストップ機能車は普通車より5.8%少ない燃料で走り、特に渋滞で信号待ちの時間が長い都市部に限ると削減率は13.4%になったと報告された。
「環境省が試算した削減効果の2倍近い数値。国内のマイカー全体で行えば年間303万キロリットルのガソリンが節約できる」と同センターの谷口正明調査第二部部長は話す。原油に換算すれば275万キロリットルに相当し、京都議定書の目標達成に必要な運輸部門の二酸化炭素(CO2)削減量の16%を占める、という。「逆効果」との声も
一方、全国の自治体では兵庫県や奈良市などがアイドリングを規制する条例を定め、京都府も「環境を守り育てる条例」で、駐車時のエンジン停止を求めている。だが、いずれも罰則はなく、運転者のマナーにゆだねているのが現状だ。同センターの調査でも「信号待ちでエンジンを切る」という人は4%しかない。変わるか運転意識 理由としては「CDやカーナビの操作が面倒」「冷暖房が切れるのが不快」などを挙げる声が多い。このため、「快適な運転を追求するのに逆行するようなことがドライバーに受け入れられるのか」との疑問も強い。 さらに、スタータブラシやクランク軸などの部品の消耗が早まる難点もあり、「現行車では耐久性への懸念があり、頻繁なアイドリングストップは勧めない」(トヨタ自動車)という。 しかし、これらの課題は「いずれも対応可能。将来の重要技術と考えている」(同)として、すでに各メーカーの対応車にはエンジン停止時も補助モーターで冷暖房が止まらない車種もある。 5年前からアイドリングストップを実行する自動車評論家の舘内端さんは「地球環境保護に個人が参加するのに最も簡単な方法。支援装置付きの車が普及するまでは、部品の消耗が早まることなどを覚悟したうえで、誇りを持ってやる人が増えてほしい」としている。(2002年11月8日掲載)
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