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Kyoto Shimbun 京都の「産廃リサイクル団地」
事業への理解が課題 民間業者11社が集中 ▽15年前から埋め立て処分地に集中
周囲に京都市の埋め立て処分地が広がる。コンクリートやアスファルトがら、木くず、廃油、廃電池などのリサイクル業者11社が、施設を構えている。業者の進出は15年ほど前からで、京都市が許可する産業廃棄物処理業者の4分の1が、この地域に集中する。
京都市内で発生する産廃物量は、年間で約290万トンに上る。このうち事業者による自己中間処理を除いた約103万トンが、委託処理に回されている。 千両松町の産廃再処理業者によると、この地域には京都市内を中心に、府南部や一部滋賀県などから年間約40万トンの産廃が運び込まれ、処理されている。コンクリートやアスファルト、木くずは法律によってリサイクルが義務づけられているため、搬入される量が多い、という。 「コンクリートは細かく裁断し、道路舗装などに再利用している」と建設廃材処理業の田端俊三社長は、山積みされたコンクリートがらを指差した。 ▽ボランティア活動で住民に理解求める ここに進出する業者11社が今年4月、ボランティア組織「千両松エコ協議会」を結成し、地域での清掃活動を始めた。「産廃施設は住民から嫌われる。だから、規制が少ないこの工業地域に集まるようになった。この地域でも事業に対する住民の理解は、まだまだ薄い」と残念がり、ボランティア活動による地域理解に期待をかける。 毎月第3火曜日に、加盟各社から社員約20人を動員し、周辺地域の道路などでごみを拾っている。自動車やタイヤ、空き缶、ペットボトルなどを収集し、これらの処理費は協議会会員が負担している。「1回の収集で、500〜600キロのごみが集まる」とエコ協議会会長で、アスファルトのリサイクルを手がける福岡進社長は話す。 先月18日、清掃活動後に協議会メンバーが話し合った。「清掃活動で事業への理解は広まっているはず」「産廃再処理事業をもっと世間にPRすべき」といった声が出た。 また、廃電池などを再処理する会社社長は「リサイクル量は全体の20%程度で、残りは埋め立てなどで処理されている。有害の水銀が含まれており、徹底した再処理が必要」と話した。 京都市廃棄物指導課によると、産廃物の中でリサイクル率が低いのは、廃油7%、廃プラスチック17%、ガラスや陶磁器23%。地域の理解を得ながら、産廃リサイクルをどう高めていくか。京都の業者の取り組みは始まったばかりだ。(2003年12月12日掲載)
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