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Kyoto Shimbun エコリフォーム広がる
合成塗料でなく柿渋 壁に自然の珪藻土を 講座と冊子発行を担当したメンバーの松野晴美さん(44)は「エコリフォームが認知されてきた。環境への意識の高まりに加え、リフォームをテーマにした人気テレビ番組も追い風になった」と歓迎する。今月から他の環境団体と協力して新講座を開講。壁板を天然木に張り替える実習などを行うことにしている。
これとは別に5月から建築士や建築を学ぶ学生らを対象に、プロ向け講座も開催。業界内にエコリフォームのメリットや考え方を広めている。 業界団体もエコリフォームの動きに積極的に対応しており、京都左官協同組合は2年前に土壁の優れた特性をアピールする冊子を作成。「土壁が見直されてきたことは業界にとって大きなビジネスチャンス」と、平尾茂専務理事(70)は意気込んでいる。 伏見区の左官業、村上博さん(75)は3年前、土壁を簡単に施工できる「荒壁パネル」を開発した。原料は地元の土と古紙、石灰で、吸湿性や断熱性に優れ、製造と廃棄の際の環境への負荷も少ない。パネル式なので工期は短く、工事費も抑制できるという。 現在、パネルは大量生産ができず、割高感があることなどから利用は公共施設にとどまっているが、村上さんは「PRに力を入れ、一般住宅にも広げたい」と話す。 エコリフォームについて、環境市民の松野さんは「環境に良いからといって、むやみに改装すると廃棄物を出すことになる。使えるものは長く使うことも大切。カーテンを有機栽培の木綿製にするなどの工夫でも環境に優しい家になる」とアドバイスしている。 (2004年9月14日掲載) ≪エコリフォーム≫ 建築に使われる化学物資によるシックハウス症候群問題をきっかけに、10年ほど前から関心が高まっている。「より長く住み続けること」を基本とし、人にとっても環境にとっても良い住居をめざす。規模や手法はさまざまで、住宅の壁紙や天井材、塗料などを自然素材やリサイクル可能な材料に替える改装から、省エネのための太陽電池パネル設置といった大掛かりな改修もある。
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