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Kyoto Shimbun 今年の日本、なぜ異常気象
大型台風頻発 連日猛暑の夏 近海の海洋温度が上昇 しかし今年の台風は様子が異なった。発生数は11月2日現在で24個と平年並みだが、本州には過去最高の10個が上陸した。 西日本だけでなく東北や北海道にも強い風による被害をもたらした16号をはじめ、いずれも本州に上陸してから長時間、強い勢力を保ち続けた。こうした現象は海水温の上昇と関連があるのだろうか。 気象庁の観測では、南西諸島周辺や九州南部周辺の今年の海洋水温は6月が0.5度、7月は1度、それぞれ平年より高く推移していた。
温暖化影響で今後も? 「太平洋中央部に現れた『エルニーニョもどき』。これが今年の異常気象の犯人だ」。東京大理学研究科の山形俊男教授(大気海洋気象学)はそう指摘する。 エルニーニョは通常、クリスマスの季節にペルー沖の西太平洋で海水温が上昇し、世界各地に異常気象や大雨をもたらす。山形教授らの調査では、今年は7月ごろから日付変更線よりやや東側の太平洋中央部でエルニーニョを思わせる海水温の上昇が起こっているというのだ。 このためフィリピン沖など周辺海域で急激な上昇気流が発生。その影響で日本周辺では高気圧が強まる現象が起き、地表や海面の温度が高くなる結果になったという。 エルニーニョもどきで、フィリピン沖では上昇気流ができ、早くから台風の発生しやすい状態になった。初夏には太平洋高気圧が未発達だったため、台風は容易に日本列島に近づけた。山形教授は今年の異常気象のメカニズムをこう描き、次のように警鐘を鳴らす。 「地球温暖化は特に熱帯の海洋温度を上昇させるため、エルニーニョもどきの現象は今後長引くだろう。地球規模では雨が降るところと降らないところが大きく分かれるなど、極端な気象現象が起こる可能性が高い」(2004年11月9日掲載)
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