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Kyoto Shimbun
クールビズ“熱”高まらず
中小企業の導入低調 CO2削減目標値遠く 梅雨の1日、滋賀銀行京都支店(京都市下京区)を訪ねた。同行は7月1日から9月22日まで「エコスタイルキャンペーン」に取り組んでいる。 制服の女性職員に混じって、男性職員は開襟シャツだ。省エネルックが流行した1980年にも「ネクタイなし」を試行したことがあるといい、平野哲生事務長は「最初にクールビズと聞いて、その時のことを思い出した」と話す。 エアコンの設定温度は26度。「正直、暑い時もある」と平野さん。大津市にある本店はそれより2度高い28度に設定されている。
一方、政府が今年4月に決定した京都議定書目標達成計画によると、京都議定書の「マイナス6%」を達成するためには、オフィスビルや小売店舗は10年に02年度比で3100万トンのCO2を減らす必要がある。電力量に換算すると815億キロワット以上にもなる。夏の冷房だけで達成しようとすると、従業員約1000人が働く滋賀銀行本店と同じ広さの事業所が88万カ所もいる。たとえ夏に努力しても、冬の暖房などでCO2排出量が増えてしまっては、効果は帳消しとなる。 取り入れやすいクールビズでさえ、大手企業はともかく、中小企業はまだ低調だ。「今年は『クールビズですから』と言えば、なじみの取引先ならネクタイなしでもOK。自社は強冷房ですけど」。京都市の食品会社に勤める男性(42)が言うように、単なるブームで終わる可能性もある。 「冷房の温度を上げるのが難しくても、何か目標を決めて取り組むことが大切だ」。「京(みやこ)のアジェンダ21フォーラムKES認証事業部」の荒川佳夫主幹審査員は強調する。環境団体や市民でつくるフォーラムはISO14001に似た環境マネジメントシステム「KES」の取得を中小や個人企業向けに推進している。KESの認証取得はISOの10分の1の費用で済むことから、全国639社に広がっている。 KESは「廊下やトイレの不必要な電灯を消す」「パソコン電源を適正に管理する」といった項目ごとの目標設定と記録を求める。認証取得から1年以上たつ359社がこの1年間に減らしたCO2は3476トンにのぼった。「働く環境の快適さを失っては元も子もない。不要な部分をきちんと見直すだけで確実に違う」と荒川さんは話す。(2005年7月19日掲載)
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