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Kyoto Shimbun
ツバルの温暖化被害報告
浸食や塩害、高波深刻 将来悲観、移住者増も
川阪さんはツバルとの交流を進める東京のNGO「ツバル・オーバービュー」の一員として滞在。人々の暮らしや文化をまるごと記録する事業のため、首都フナフチやヌクラエラエ島で約340人の写真撮影や聞き取り調査を行った。 日本からツバルへは直行便はなく、フィジーでプロペラ機に乗り換える。約2時間で青い海に浮かぶ島々が見えてくる。 海辺のココヤシは無残に倒れていた。砂浜が海面上昇で浸食されたためだ。ココヤシの栽培はツバルの主産業だけに深刻な影響をもたらしている。 主食のプラカイモ畑にも海水がわき出し、塩害が起きていた。農家はココヤシの殻を畑に敷くなど対策に懸命だが、追いつかない。ポコポコという音とともに海水がわき出て畑が水没したこともあったという。 島の南部では高波が海沿いの村を襲う。台風でもないのに、家は水浸し。豚小屋は押し流されたという。 島の南部では高波が海沿いの村を襲う。台風でもないのに、家は水浸し。豚小屋は押し流されたという。
こうした状況を受け、国の将来を悲観してニュージーランドなどに移住する人も増えている。 ツバルは温暖化をもたらす二酸化炭素などの排出は少ない。そんな国が温暖化の被害に直面している。「先進国に暮らす私たちはそれを忘れてはならない」と川阪さんは言う。 【ツバル】 9つのサンゴ礁の島からなる。面積は26平方キロメートルで東京都品川区とほぼ同じ。海抜5メートル。地球温暖化で極地の氷が溶け出し、海面上昇で全島水没の危険性が指摘されている。人口約1万人。1978年に英国領から独立した。(2007年7月17日掲載)
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