Kyoto Shimbun
クリーンなソーラーカー 「嵐」とは勇ましいが、マシーンのコンセプトはいたって優しい。冬の陽光を受けて、最高時速四十キロで走る。ガソリンを燃やさないので、地球温暖化に手を貸すことはない。 「二十一世紀は環境の世紀。クリーンエネルギーについて考えよう」と、ソーラーカーを作り上げたのは京都市立洛陽工業高(京都市南区)電気科の三年生五人。全長三・五メートル、幅一・五メートルの車体のほとんどを、太陽光パネル四枚が占める。 電気科の生徒たちが、課題研究としてソーラーカー製作に取り組み始めたのは、一九九一年から。先輩から、太陽光パネルやエンジンなどを受け継ぎながら、毎年、新車を一台作り、レースに出場してきたが、完走はなかなか難しい。昨年九月の万博記念公園(大阪府吹田市)では、レースの途中で車がストップしてしまった。
自動車メーカーも本腰を入れ、ソーラーカーの性能は向上しているが、ガソリン車のスピードと爆音に魅せられる若者の心をとらえられるのか。「嵐」のハンドルを握る藤本憲司君は「かっこいいですよ」と走り出した。(2000年1月13日掲載)
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