Kyoto Shimbun


鳥の目 虫の眼


自然に融和 木製ダム

 コンクリートの巨大ダムではなくて、木造りの小さなダム。周囲の自然に溶け込んでいる。

 日本海に近い京都府竹野郡丹後町三山の山中。林道を縫い、宇川の支流をめざした。せせらぎの音が聞こえてくると、目の前に高さ二・四メートル、長さ二一・五メートルの木製ダムが現れた。

 京都府が今年三月に完成させた。使っているのは、スギやヒノキの間伐材。植林を育てるには、若木を間伐した方がいいが、かつてのように間伐材は売れない。計千四百本余の間伐材は、地元で切り出しており、地域林業への刺激になる。森も生きかえる。

 府は、舞鶴市と京北町でも木製ダムを建設した。木組みのすき間に、モリアオガエルが産卵したり、キセキレイが巣を作ったりしているという。(2000年11月10日掲載)


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