Kyoto Shimbun


鳥の目 虫の眼


恵みの雨を貯め、活用

 恵みの雨は、大きな屋根やテラスに降って、何十本もある樋伝いに、地下の貯留槽へ流れ込んでいく。貯まった雨水は、水洗トイレで使われる。

 大津市瀬田大江町に昨年十一月オープンした滋賀県立アイスアリーナ。最大貯水量は三百八十トン。「夏なら三カ月は持ちますよ」と佐野義信次長は胸を張る。青天続きの渇水になっても、トイレの方は大丈夫というわけだ。

 雨水利用が注目されている。脱ダムの流れ、渇水・都市水害への対策を背景に、東京都墨田区のように地域ぐるみの取り組みも始まっている。

 アイスリンクの舞台裏に、配管やポンプ、ろ過装置が並ぶ。鉄の蓋を開けて貯水槽を除くと、貯まった雨水に木の葉が浮かんでいた。現代のテクノロジーと自然のいい関係が、ちょっと見えた。(2001年9月14日掲載)


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