Kyoto Shimbun


鳥の目 虫の眼


生き物たち集まれ

 四角い池の真ん中に、ぽっかりと浮かんだ丸い島。池の周りを見わたせば、石や草、丸太が積まれ、向こうには廃船も見える。見慣れぬ風景、一体ここはどこ?

 長岡京市勝竜寺の京都府洛西浄化センターが正解。植物や小動物が共生する空間・ビオトープとして先日、完成した「エコアップガーデン」だ。

 散水には下水道処理水を用い、ウイスキーを寝かせた樽材や間伐材や竹、古タイヤなど廃棄物をふんだんにリサイクルした。そのすべてが、トンボやメダカなどさまざまな生物を呼び込む仕掛けになる。

 暖かくなれば雑草が土を覆い、昆虫たちも顔を見せる。府保健環境研究所の担当者も「通り過ぎるチョウが立ち止まってくれるかも。生物調査していくのが楽しみ」と、自然が動き始める春を心待ちにしている。(2001年12月14日掲載)


◇INDEX◇