Kyoto Shimbun
古紙再生 「輪」作りたい 薄いグレーのメモ帳や封筒、ボールペンの握り部分…。すべて、新聞古紙を100%リサイクルした再生紙で作った「新聞素材」と呼ぶ商品だ。インク抜きも漂白もしないからこそ出る色合いは「環境紙」の一つの特徴となり、人気を支える。 新聞古紙回収用の袋を製紙メーカーと協力して作り始めたのがきっかけだった。耐水性や耐久性のアップに苦労を重ね、1999年秋に製品の第1号が誕生した。もちろん、製品自体も再び古紙として再生できる。
全国の企業から引き合いも多いが、自治体や地域により古紙の回収方法が異なるため、市民への浸透はこれからだとか。商品の生みの親、「コンパス」=京都市南区=社長の俣野幸男さん(40)は「現在、約6割といわれる新聞の回収率を高め、古紙が箱やノートに姿を変えていく。そんな循環の輪を作りたい」と未来を見つめている。(社会報道部 寺内繭、写真報道部 板東勇。2003年2月14日掲載)
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