Kyoto Shimbun


鳥の目 虫の眼


ふわり、チョウの髪飾り

 女性の髪に止まっているのは、日本最大のチョウ「オオゴマダラ」だ。大きな羽をゆったりと広げ、密を吸うようなそぶりを見せる。京都市伏見区の市青少年科学センターの「チョウの家」で、訪れた人の頭で羽を休ませ、子どもたちの人気を集めている。

 整髪料に含まれる防腐剤のパラベンの香りに、オスが引き寄せられるそうだ。エサかフェロモンと間違えているのだろうか。センターの担当者も「チョウを惑わすはっきりとした理由はなぞ」と話す。

 センターは1日2回、来場者をチョウの家の中に案内する。チョウが集まるかどうかは、パラベンの種類や天候、空気の流れに左右される。運が良ければ、素敵な髪飾りになってくれるかもしれない。(社会報道部 寺内繭、写真報道部 板東勇。2003年8月8日掲載)


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