Kyoto Shimbun
屋上で自然“再生” ビルや民家が立ち並ぶまちなかの一角。2階建てのビル屋上に、コナラやスイカズラが育っている。池もあって、トンボの幼虫ヤゴが、水藻を隠れ家にしている。 都市の自然を取り戻そうと、京都市伏見区の府保健環境研究所で昨年6月、ビオトープが完成した。NPO法人(特定非営利活動法人)「ビオトープネットワーク京都」や京都府、京都教育大が、都市の中で見られる自然の生態などを調べてきた。 最初に現れたのは、アマガエル。珍客は仲間同士の話題になった。蜜(みつ)を求めて飛んできた来たモンシロチョウやウスバキトンボが、羽化するのを観察した。いつの間にか、生き物と人が集まる憩いの場所へと成長した。
京都府は、こうした場所を増やそうと、民間施設を公募する。NPOの副理事長、瀬口和矩さん(44)は「人がかかわることで、屋上でも自然はよみがえる。自然の力は大きい」。(社会報道部 寺内繭、写真報道部 板東勇。2004年4月13日掲載)
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