Kyoto Shimbun
季節はずれの 酸性雨は異変の指標 pH5.6未満の酸性度を示す雨水「酸性雨」の研究に桃山高地学部が取り組んで約15年。当初、測定データでは酸性雨は夏でなく冬に見られた。冷やされた地面に近い大気が上空よりも低温になり、気温の逆転で形成された層(逆転層)が酸性雨と関係していると考えられてきた。 ところが「今夏もpH4.0台の雨が測定されたんです」と2年生の石野由布子さん(17)。折しも京都の積乱雲を調査していた時だった。「夏の積乱雲によって硫黄酸化物などが拡散し、雨として地上に落ちる時にも空中の物質を吸収するから酸性度が強まるのではないか」。
従来とは異なった様相を見せる環境問題の指標・酸性雨への興味は尽きない。
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