Kyoto Shimbun


鳥の目 虫の眼


胞子は名探偵
地中のつぼみを探し出す

 少しざらついた肌色の表面や先端に向かって細くなる形状が人の指を思わせ、一瞬ドキッとする。花背山の家(京都市左京区)の自然観察会で見つかった「スッポンヤドリタケ」はスッポンタケのつぼみに寄生する。これまで全国3カ所でしか確認されていないという珍しいキノコだ。

 スッポンヤドリタケの寄生相手はスギ林の地中に埋もれたスッポンタケと決まっている。きつね色に熟し、先端から放出された胞子がどのようにスッポンタケを探し当てるのか。その経路はなぞだ。

 「キノコって不思議やなあ」。参加した小学生もすぐに魅力にはまった。
 (社会報道部 有賀美砂、写真報道部 板東勇。2005年10月18日掲載)


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