Kyoto Shimbun


鳥の目 虫の眼


落ち葉の山
微生物働き、上る湯気

 人の背丈以上にも落ち葉が積み上げられている。鋤(すき)でかくと、湯気がもうもうと立ち上った。京都市左京区の京都府立植物園の一角。「落ち葉を分解する微生物が熱を発している」と職員の久保忠義さん(59)は言う。なるほど、手を突っ込むとほんのりと温かい。

 落葉の堆肥(たいひ)化に、園は10数年前から本格的に取り組んできた。昨年秋から集めたクヌギやケヤキの落ち葉は10立方メートル以上もある。イチョウや針葉樹の葉は不向きだという。

 1年かけてできた堆肥が園の樹木をはぐくむ。「落ち葉も微生物も天然。これほどぜいたくな肥料はない」
 (社会報道部 芦田恭彦、写真報道部 板東勇。2006年1月17日掲載)


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