Kyoto Shimbun


鳥の目 虫の眼


丸太リレー
炭は香し ナラ枯れ深刻

 バケツリレーならぬ「丸太リレー」で、切り分けたカシの木を炭焼き窯に運ぶ。「すき間なく詰めないと上手に炭はできない」。薪(まき)200キロ入る窯が満杯になる。

 京都市左京区の京都精華大にある演習林。丸太は害虫による「ナラ枯れ」で集団枯死した東山の被害木だ。炭焼きは木に大量に入り込んだそのカシノナガキクイムシ対策の一環で、一般の人も参加して駆除と炭作りの一石二鳥を目指す。

 ナラ枯れは里山が長期間放置されたことが遠因にあるという。窯から立ち上る香ばしい煙とは裏腹、京都の緑の現状は楽観視していられない。
 (社会報道部 芦田恭彦、写真報道部 板東 勇。2006年3月21日掲載)


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