Kyoto Shimbun


鳥の目 虫の眼


清掃にも細心
人と外来植物、せめぎ合い

 「まだ残っていたか」。担当の礒野浩太さん(38)が顔を曇らせ、密集した5ミリほどの葉を網で丹念にすくった。

 京都府立植物園(京都市左京区)の通称「かえる池」。栽培されている日本古来の水生植物にとって、北南米原産のアメリカアカウキクサは脅威となる。水面を覆って他の植物の生育を妨げる。近くの深泥池でも問題になっている。

 年間を通じた観察で「夏の暑さが苦手だと分かってきた」が、繁殖力が強く、一度侵入を許すと完全除去は容易でない。使った網や長靴から他の池に移らないよう、清掃作業にも細心の注意が要る。ここでも人と外来植物のせめぎ合いがある
 (社会報道部 芦田恭彦 写真報道部 板東勇。2006年8月22日掲載)


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