Kyoto Shimbun


鳥の目 虫の眼


よみがえれ
 琵琶湖のヨシ原

 荒波が打ち寄せる野洲市喜合の琵琶湖岸に、ショベルカーが行き交い、ごう音が響きわたっていた。先月、ヨシの植栽地を訪ねた。ヨシ原を壊したかつての開発と同じように、さながら工事現場だった。

 湖岸にいくつもの穴をショベルカーで掘る。そこに、近くから根っこごと取ってきたヨシを、トラックから別のショベルカーで降ろしては、作業員がスコップで土を入れていた。

 ヨシ原は琵琶湖の原風景だ。魚や鳥などの生息地であるとともに、砂の浸食を防ぐ機能を持つ。しかし、1970年代以降、大幅に姿を消した。いま、ヨシ原をよみがえらせようと、さまざまな取り組みが続く。
 (社会報道部 大西祐資 写真報道部 板東勇。2007年12月18日掲載)


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