Kyoto Shimbun


エコ生活 やってます

手作り化粧品

 化学薬品や界面活性剤を含んだ化粧品や洗剤などが、環境や健康に与える影響を指摘する声が出ている。水を流せば見えなくなるが、どこかで自然を傷めていないか。今回は、家庭にある自然な素材を使った化粧品などの作り方を、京都市右京区在住のハーブ研究家、榊田千佳子さん(三九)に教えてもらった。

家庭にある自然素材で

 まず、毎日使う歯磨き粉。意外に簡単に作ることができる。用意するのは塩(大さじ一)▽タンサン(大さじ二分の一)▽セージの葉(大さじ二)▽ミントの葉(大さじ一)。すり鉢に材料のすべてを入れ、細かくなるまでする。目の荒い茶こしなどで、こして出来上がりだ。

ハーブと塩で粉は磨きを作る榊田さん(京都市右京区)
 塩とセージは歯肉を引き締め、タンサンは洗浄と炎症を抑える効果があるという。味と香りのいいミントは殺菌効果も。榊田さんは「塩の粒子で汚れを取るが、粒子が荒いと口内を傷つけるので、塩はよくすって」とアドバイスする。

 乾燥に悩む肌には「ハチミツヨーグルトパック」。「ヨーグルトは吸着する性質があり、クレンジングと保湿の効果がある。ハチミツは殺菌と保湿」と榊田さん。プレーンヨーグルト(大さじ一)▽ハチミツ(小さじ一)をよく混ぜて、目のまわりを避けて顔全体に塗る。表面が乾き始めたら、ぬるま湯で流す。

 ボディーパウダーは、コーンスターチ(大さじ一)にラベンダーのエッセンシャルオイルを一滴混ぜるだけ。「炎症と殺菌効果があり、さらっとする」

 米国留学の時に、男性用のヘアトニックの手作り方法を知ったという。四〇度ぐらいのウオツカ(二百ミリ)に二枝分のローズマリーを二週間漬けておく。蒸留水で五倍に薄め、頭皮につける。マヨネーズがトリートメントになるのを知ったのも米国時代。髪全体に塗り、ラップをかけて三十分置いた後、シャンプーする。ちなみにリンスは飲み残したビール。三分間髪になじませてすすぐと、つやとコシが出るという。

 材料費も安い手作り化粧品だが、注意事項がある。防腐剤を使わないので、腐りやすい。すべての肌質に合うとは限らないため、事前に肌の一部でテストする必要もある。

 口に入れる食べ物を使うなど、健康や環境に気づかった化粧品作りをめざす榊田さんだが、「食べ物の中には添加物が混ざっているものもあり、絶対的に安全とは言えない」と付け加えることを忘れない。(2000年11月10日掲載)


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