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METROメトロ 金属的なフロアに、青や赤の光線、タバコの煙、テクノのリズム、アルコールのにおいがごちゃ混ぜに充満する。DJがステージでレコードを回すと、その後ろに抽象的なデジタル映像が展開。イマジネーションを膨張させる。ドクンドクンと心臓の鼓動のようなリズムが、体内の波長と重なって若者たちの肉体に熱をこめる。 九〇年四月開店。ディスコが衰退、時代は新しい若者文化を求めていた。クラブは音楽、アート、パフォーマンスなどカウンターカルチャーを紹介、流行を生み出し、定着していった。今では認知されたヒップホップ、レゲエ、ハウスももとはクラブが発信地だ。 流行を追う若者文化のふ化器 メトロを経営する「ZACUP」は大阪で伝説のクラブ「ダイナマイト」「パラノイア」を展開してきた。メトロはその流れをくむ。UAやbirdのプロデューサー大沢伸一、ピチカート・ファイブの小西康陽など、音楽界でも異彩を放つアーティストを輩出。くるり、つじあやの、ブリリアント・グリーンらメトロ第二世代も続いている。 美術界にも影響を与える京都市立芸大出身の世界的パフォーマンス集団「ダムタイプ」、映像集団の第一人者「グルーヴィジョンズ」ら、音楽以外の異才も飛び出している。 最先端カルチャーの震源地。流行の勢いは音楽、現代美術、映像、ファッションの垣根を飛び越える。刺激を求める多様な個性がぶつかり合う「若者文化のふ化器」だ。オープン当初から携わる林薫プロデューサーは「京都には、アカデミックな色が通用する土壌がある」とみる。「開かれたスペースで、東京とはひと味違う『ほんまもん』を提供したい」。四月二十八日は十二周年記念ライブ。大沢伸一が登場する。 写真=映像と音楽が交錯するライブイベント。新たな流行が生まれ続ける (2002.4)
<DATA>●京都市左京区川端通丸太町下ル恵比須ビルB1F ●Tel.075(752)4765 ●PM 10:00〜 ●500円〜 ●400席(スタンディング) | ||||