Kyoto Shimbun 1998.8.12
フェンシング男子団体 平安が準優勝 十一日、香川県内などで4競技を行った。 京都勢は、フェンシング男子団体の平安が快調に勝ち進み決勝に進出。決勝では鹿児島南(鹿児島)に3―5で敗れたが、準優勝の健闘を見せた。
最後は全員がヒーローに 決勝。最後に敗れてうなだれる山口を、チームメートが笑顔でなぐさめた。頂点には届かなかった。が、過去最高のベスト8を大きく超え、みんなで価値ある銀メダルをつかんだ。 正念場は3回戦だった。相手は選抜優勝で第1シードの大垣南(岐阜)。同大会で平安は接戦の末敗れ、インターハイのシードを逃した。「どうしても選抜の借りを返したい」(小林)。上位進出よりも、大垣南を倒すことで頭がいっぱいだった。 1チーム3人が総当たりし、全9試合を行う団体戦。大垣南戦は4―4と両者ゆずらず、最終試合にもつれこんだ。平安のラストを務める吉川主将はここまで2戦2敗。「自分自身にむかついていた。最後に悔いの残らない試合をしたい」。積極的に前に出た。相手はひるんで受け身に回る。「びびっているのが分かった」。剣を持つ手に気迫がこもった。5―1の快勝。大一番を制した。 「これでチームに勢いがついた」と小林はいう。準決勝では大川東(香川)と対戦。地元チームへの大声援が渦巻くなか0―2とリードされたが、「0―4からでもひっくり返せる勢いがあった」(竹内監督)。逆転勝ちで決勝に進出。決勝では一時リードしたものの、最後は鹿児島南(鹿児島)の粘りに屈した。 試合ごとにヒーローが出るのではなく、試合ごとに調子を落とす選手が出た。「その穴を、ほかの二人がカバーしてくれた」と竹内監督はいう。平安中のころから一緒に練習してきた三人。チームワークは抜群だ。「準優勝なんて、まだ実感がない」(吉川主将)。激戦を乗り越え、最後は全員がヒーローになった。
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