Kyoto Shimbun 2001.2
アスリートの食卓

藤永 佳子
ふじなが・よしこ 諫早高−筑波大。1999年世界陸上選手権5000メートル代表。第18回女子駅伝では1区区間賞で長崎の初優勝に貢献。1981年、長崎県生まれ。

過去の練習日誌見て調理

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 大学に入って長崎を離れ、筑波大の女子寮に入りました。昼食以外の食事は、自分で作っています。諫早高校時代、部員二十四人ぐらいで陸上部監督の松元利弘先生のお宅に下宿させてもらっていました。今のメニューは、先生の奥さんが出してくださった物を参考にしています。

 高校時代の練習日誌には、その日に何を食べたかが書いてあります。例えば、カレーでも肉が入っていたか、野菜だったかなども記してあります。それを見て、この時期にはこんな物を食べていたな、と思い返して献立を立てます。

 料理は好きです。先生の奥さんの作る物はどれもおいしくて、お手伝いをしながら「これはどうするんですか」と聞いて覚えました。競技者としても大切なことだけど、女性としても大切なことじゃないですか。お手伝いも自然な流れでしたが、今考えてみると貴重な体験。感謝しています。

 中学時代にひどい貧血に悩まされました。海草類レバー切り干し大根などよく食べました。ワカメやひじきを入れたサラダや、アサリのみそ汁も多かったですね。貧血は常に意識していました。体重も高校入学後から、折れ線グラフを付けて記録していました。

 食事はカロリーだけのためにするのではないと思います。ファミリーレストランとか、どこに行っても同じ味ですよね。違和感があります。食事は楽しみでもあるはずだ、というのが私の基本的な考えです。

好不調の原因探る材料にも
 食事を必要なエネルギーや栄養成分の補給としてだけでなく、精神的な満足感としてもとらえているところはさすがです。人によってあるいは場合によってストレスになることもありますから、食事も楽しみの一つと位置づけるとよいでしょう。献立や体重の変化をトレーニングと同様に記録しておくと、好不調の原因をさまざまな角度から探る材料となります。(立命大講師・河合美香=運動栄養学)


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