長谷川健一の独り言
ロナウジーニョといっしょに

このコーナーは、サッカーに熱く、あるときはクールな長谷川健一さんのコラムです。長谷川さんは京都出身、塔南高校サッカー部OB。JTBに勤務しながら、たびたびW杯を観戦。2002年の日韓W杯では、日本の組織委員会に出向し、FIFA役員や、ブラジル代表などの輸送業務などに携わり、大会成功へ向けて大奮闘しました。さて、どんな話が飛び出すか。

祝ロンドンオリンピック出場(連載第148号)


U23代表がオリンピック出場を決めた

清武、扇原のセレッソ大阪コンビの活躍でバーレーンを2-0で破った。立派な戦いだった。かつて日本にプロリーグがない時代、オリンピックの出場は、日本サッカーの悲願だった。冒頭のチケットの写真は、丁度今から36年前、モントリオールオリンピック出場をかけて宿敵韓国と闘ったゲームのものだ。私は23才で、社会人になっていて東京に住んでいた。唯一国立競技場しか、まともなサッカーグランドのない時代だったが、私は釜本やネルソン吉村など関西出身の選手を楽しみに1番値の高いシートで観戦した。

ゲームは、0-2で韓国が勝利した。しかし得点差以上に内容の濃いゲームだったと記憶している。その頃の私は、たとえ負けゲームであっても、釜本の一発があれば嵐の中の観戦でさえも不満はなかった。結果、全日本は予選を突破出来ずモントリオールに行くことはなかった。翌年のアルゼンチンW杯アジア予選においても一勝も出来ずに敗退している。

それでも私はW杯出場を夢みた毎日だった。

 いよいよ、本大会へ向けて選手選考にはいる。オーバーエイジの三人枠も気にかかる。
予選を闘った選手から選びたい気持ちは分かるが、香川や宮市、乾らも候補だろう。監督は、ドラスチックに選考すべきだ。でないと、世界で勝てない。

良性発作性頭位めまい(別名ぐるぐる病)

 この病名が、ニュースになった。なでしこジャパン澤選手が体調を崩している。私は、この病気に詳しい。なぜなら、私自身が三年前に経験したからだ。京都の大学病院の専門外来に半年通った。三半規管にある耳石(ミクロン単位の微粒子)が本来の定位置から動くと激しいめまいが起こる。特に、夜中寝返りをした途端に、激しいめまいになった事がある。闇の中でぐるぐる、目が回る。たいへんつらい症状だった。別名ぐるぐる病とも言う。

 原因は、はっきりしないが、疲労、ストレス、内耳炎などが引き金だろう。低気圧や花粉の影響もあると思う。W杯以降、澤の生活は、多忙すぎた。テレビにでない日はない、失言がないよう、一言一句に気を使う、自分だけが輝く事はない。チームの皆のおかげであって、未来のなでしこの手本でもあった。とうとう澤の身体は、この辺で休めと訴えて来た。幸いオリンピックまで時間はたっぷりある。しっかり休むことだ。この病気、特効薬はない。忘れた頃に治る。ただ、油断したら、癖になるし、それが続くとメニエール病になってしまう。

 澤よ、しばらく休め。花粉も一段落するころ、練習を再開すれば良い。ただし、完治するまでヘディングを避けよ。佐々木監督は、必らずや澤を選ぶはずだ。誰よりも澤を必要としているからだ。

イングランドプレミアリーグ

 宮市のプレイをBSチャンネルで観戦した。右サイドの攻撃的ハーフで積極に前へ向かっていた。しかし、まだまだ未熟なプレイが目立つし、まわりを気にし過ぎる傾向があって、まだアーセナルのような上位チームでのスタメンは難しい。オランダリーグで活躍して、このボルトンのような下位チームで認めてもらうしかないだろう。しばらくサッカーに専念させたい。マスコミよ静かにしておいて。イングランドリーグでは昔から、若者にチャンスの道を与えてくれる風土がある。ベッカムやオーウェンがそうであったように、最近では、悪ガキ・ルーニーがそうである。そう言えばルーニーの移植頭髪も最近では、きれいにそろった。海外リーグが容易に観戦出来、サッカー以外の話題にも事欠かない。

 Jリーグも始まり、サッカーシーズンの幕明けだ。今年もサッカーざんまいて行こうと勝手に思っている。

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 <2011年これまでのコラム>
3月10日 日本女子サッカーの独り言(連載第147号)
3月1日 U23代表、フル代表、なでしこ、セリエAなどサッカー三昧の日々
(連載第146号)
2月7日 やっと区切り!(連載145号)
10月31日 おもしろい映像集。(連載第144号)
9月24日 「9月もいろいろありました」(連載第143号)
8月11日 なでしこ・コパアメリカ・松田選手・日韓戦など(連載第142号)
6月17日 生観戦100試合(連載141号)
6月10日 スリーバック(連載第140号)
5月25日 ACL大阪ダービー(連載第139号、生観戦99試合目)
4月30日 久々のゲーム観戦だった。(連載第138号)
2月20日 ザッケローニの哲学。(連載第137号)
2月9日 『番外編』 江・浅井三姉妹博覧会 小谷ふるさ館
2月1日 あんなきれいなゴールは二度とない
1月26日 しびれたゲームだった。