サッカーの関西学生リーグ後期が6日から始まり、12校の総当たりのリーグ戦を11月30日まで行う。上位3校は12月から首都圏などで開かれる全日本大学選手権に出場する。 京滋勢は、前期を8勝3敗の3位で折り返したびわこ成蹊スポーツ大、同5位の同大に3位以内の期待がかかる。8位の立命大、11位の京産大は巻き返しがなるか。 11、12位校は2部へ自動降格し、9、10位校は2部の各ブロック2位校との入れ替え戦に回る。 (2008年9月6日付け紙面から)
【試合結果】
びわこ成蹊大は後半にカウンターから痛い失点を喫し引き分けに持ち込まれた。暫定で単独首位を守ったとはいえ、松田監督は「相手のカウンター狙いを知りながらの失点。選手の甘さ」と、厳しい表情だった。 今季はサイド攻撃を軸に攻め、得点ランク1位のFW篠部や同3位のFW平野が得点を重ねる。前半40分の先制点も左サイドからの平野のクロスをMF浅津が押し込んだ。一方、前がかりになった時にカウンターから失点するのが課題。後半の失点をMF舩津主将は「弱いところを突かれた」と振り返った。 2位の阪南大との勝ち点差は1。13日に阪南大が勝てば2位に後退する。だが舩津主将は「今は順位は気にしない。残り試合を勝ち続けるためにカウンターへの対応を考えたい」。 ■後期は4連勝 ○…京産大はカウンター攻撃が決まり、暫定5位に浮上した。後期は4連勝と負けなし。古井監督は「選手の気持ちが乗っている」と手応えを口にした。守備に人数をかけ、ボールを奪えば前線にロングボール。前半24分にFW桑田、後半39分にはFW足立がいずれもカウンターから得点。J2鳥栖入団が決まったDF渡辺を中心に無失点で切り抜けた。 リーグ戦上位3校が出場する全日本大学選手権進出への道も見え始め、渡辺は「目の前の試合に勝つだけ」と力を込めた。
関西学生サッカーリーグ1部で京産大が後期になって4連勝と負けがなく、現在5位に浮上した。前期崩れた守備が後期はここまで1失点と立ち直ったのが好調の要因だ。その守りの要がDF渡辺将基(4年、桂)、8月26日にJ2鳥栖入りが決まり、チームメートは「プレーの安定感が増した」と認める。自らも「自信を持ってプレーできている」と、チームを引っ張っている。 長岡京市出身。小学2年で京都長岡京SSでサッカーを始め、中学はボランチを務めた。182センチ、73キロ。大学では1年春からベンチ入りし、古井裕之監督は「抜群の跳躍力と対人の強さが特徴。DFの方がより持ち味を生かせる」と、1年の秋にDFに転向し2年春にレギュラーを獲得した。 通年開催となった今季は、前期は12チーム中11位と低迷。夏場に徹底した走り込みと筋力強化に取り組み、堅守速攻に磨きをかけた。守備は後期わずか1失点と安定し、4試合中3試合を無失点に抑えている。 渡辺はセンターバックとして最終ラインを統率する。相手FWとの1対1でも強い当たりを見せるなど、チームの柱として存在感を増している。古井監督も「以前は雑なプレーがあったが、(プロ入りが決まり)精神的な安定がプレーの安定につながっている」と目を細める。 3位以内が出場できる全日本大学選手権も視野に入ってきた。だが、渡辺は「目の前の試合に集中してやるだけ」と、平常心を強調する。 大学最後のシーズンは、プロ入りへ向けモチベーションも高い。「雑なプレーをなくし、90分間、集中力を保てるよう、残り試合の中で自分の課題を克服していきたい」と気持ちを引き締めている。
(2008年10月16日付け紙面から)
■失点抑える戦術裏目
びわこ成蹊大の逆転優勝には勝利が最低条件だった一戦。選んだ戦術は失点を抑える堅守速攻だった。だが、攻めは単調になり、総理大臣杯(7月)準優勝の阪南大守備陣を崩せず無得点。勝ち点1を分け合い、得失点差は12点のまま。残りは1試合、リーグ優勝が遠のいた。 前線の左サイドに張るFW平野(3年、立正大淞南)にロングボールを送り、個人技で突破を狙うが相手の守備陣に阻まれシュートが枠に飛ばない。攻撃パターンも読まれ、平野は「裏への飛び出しも狙ったが、組織的な守備にやられた」と肩を落とした。 ただ、春季に4失点した相手に無失点で終えた守備は光った。GK下西(3年、野洲)を中心に、早い寄せで粘り強く守り抜き、MF舩津(4年、立正大淞南)も「選手権に向けて好材料。手応えを感じた」と胸を張った。 12月20日に開幕する全日本大学選手権を見据え、松田監督は「最後まで自分たちのサッカーをしてきっちり勝って終わりたい」と、気を引き締めた。
▽最終順位(数字は勝ち点)
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