サッカー 関西学生
いよいよ後期リーグ 京滋勢巻き返し狙う

日程表
関西学生サッカーリーグ後期日程(関係分)

 サッカーの関西学生リーグ後期が6日から始まり、12校の総当たりのリーグ戦を11月30日まで行う。上位3校は12月から首都圏などで開かれる全日本大学選手権に出場する。

 京滋勢は、前期を8勝3敗の3位で折り返したびわこ成蹊スポーツ大、同5位の同大に3位以内の期待がかかる。8位の立命大、11位の京産大は巻き返しがなるか。

 11、12位校は2部へ自動降格し、9、10位校は2部の各ブロック2位校との入れ替え戦に回る。


(2008年9月6日付け紙面から)

【試合結果】

 9月 6日 同志社大 1―0 立命館大 桃山大 3―2 姫路独協大
7日 京都産大 3―1 関西大 阪南大 1―0 大教大
 関学大 5―0 大院大 成蹊スポーツ大 3―0 近畿大
27日 関学大 2―1 近畿大 成蹊スポーツ大 3―0 大院大
28日 関西大 2―1 大教大 京都産大 1―0 阪南大
 立命館大 2―0 姫路独協大 桃山大 2―0 同志社大

10月 4日 立命館大 0―0 大院大 京都産大 4―0 姫路独協大
5日 関西大 1―1 桃山大 阪南大 1―0 近畿大
 関学大 2―1 同志社大 成蹊スポーツ大 3―0 大教大

10月12日 大教大 4―2 関学大 成蹊スポーツ大 1―1 姫路独協大
   京都産大 2―0 同志社大 関西大 2―1 立命館大

■カウンターから痛い失点

びわこ成蹊大−姫路独協大 後半25分、びわこ成蹊大のFW平野(右)がシュートを放つ=太陽が丘

 びわこ成蹊大は後半にカウンターから痛い失点を喫し引き分けに持ち込まれた。暫定で単独首位を守ったとはいえ、松田監督は「相手のカウンター狙いを知りながらの失点。選手の甘さ」と、厳しい表情だった。

 今季はサイド攻撃を軸に攻め、得点ランク1位のFW篠部や同3位のFW平野が得点を重ねる。前半40分の先制点も左サイドからの平野のクロスをMF浅津が押し込んだ。一方、前がかりになった時にカウンターから失点するのが課題。後半の失点をMF舩津主将は「弱いところを突かれた」と振り返った。

 2位の阪南大との勝ち点差は1。13日に阪南大が勝てば2位に後退する。だが舩津主将は「今は順位は気にしない。残り試合を勝ち続けるためにカウンターへの対応を考えたい」。

■後期は4連勝

 ○…京産大はカウンター攻撃が決まり、暫定5位に浮上した。後期は4連勝と負けなし。古井監督は「選手の気持ちが乗っている」と手応えを口にした。

 守備に人数をかけ、ボールを奪えば前線にロングボール。前半24分にFW桑田、後半39分にはFW足立がいずれもカウンターから得点。J2鳥栖入団が決まったDF渡辺を中心に無失点で切り抜けた。

 リーグ戦上位3校が出場する全日本大学選手権進出への道も見え始め、渡辺は「目の前の試合に勝つだけ」と力を込めた。

10月13日 近畿大 2―0 桃山大 阪南大 1―1 大院大

■原動力にDF渡辺

来季のJ2鳥栖入りが決まり、プレーに安定感が増した京産大のDF渡辺。後期になって好調のチームを支える=11日、太陽が丘

 関西学生サッカーリーグ1部で京産大が後期になって4連勝と負けがなく、現在5位に浮上した。前期崩れた守備が後期はここまで1失点と立ち直ったのが好調の要因だ。その守りの要がDF渡辺将基(4年、桂)、8月26日にJ2鳥栖入りが決まり、チームメートは「プレーの安定感が増した」と認める。自らも「自信を持ってプレーできている」と、チームを引っ張っている。

 長岡京市出身。小学2年で京都長岡京SSでサッカーを始め、中学はボランチを務めた。182センチ、73キロ。大学では1年春からベンチ入りし、古井裕之監督は「抜群の跳躍力と対人の強さが特徴。DFの方がより持ち味を生かせる」と、1年の秋にDFに転向し2年春にレギュラーを獲得した。

 通年開催となった今季は、前期は12チーム中11位と低迷。夏場に徹底した走り込みと筋力強化に取り組み、堅守速攻に磨きをかけた。守備は後期わずか1失点と安定し、4試合中3試合を無失点に抑えている。

 渡辺はセンターバックとして最終ラインを統率する。相手FWとの1対1でも強い当たりを見せるなど、チームの柱として存在感を増している。古井監督も「以前は雑なプレーがあったが、(プロ入りが決まり)精神的な安定がプレーの安定につながっている」と目を細める。

 3位以内が出場できる全日本大学選手権も視野に入ってきた。だが、渡辺は「目の前の試合に集中してやるだけ」と、平常心を強調する。

 大学最後のシーズンは、プロ入りへ向けモチベーションも高い。「雑なプレーをなくし、90分間、集中力を保てるよう、残り試合の中で自分の課題を克服していきたい」と気持ちを引き締めている。

(2008年10月16日付け紙面から)

10月18日 関西大 2―0 近畿大 阪南大 4―0 立命館大
 関学大 2―1 姫路独協大 成蹊スポーツ大 1―0 京都産大
 桃山大 1―0 大院大 同志社大 1―0 大教大
   25日 関西大 1―1 大院大 阪南大 5―0 桃山大
 関学大 1―1 京都産大 成蹊スポーツ大 2―0 立命館大
 大教大 2―0 姫路独協大 同志社大 2―0 近畿大

11月 3日 同志社大 5―4 大院大 関学大 1―0 立命館大
   京都産大 4―2 近畿大 大教大 1―0 桃山大
    8日 大院大 2―0 京都産業大 大教大 1―0 立命館大
 近畿大 1―0 姫路独協大 桃山大 1―0 成蹊スポーツ大
    9日 関西大 1―0 関学大 阪南大 4―0 同志社大
   15日 京都産大 1―0 桃山大 成蹊スポーツ大 2―0 同志社大
   22日 大院大 1―0 姫路独協大 関学大 2―0 桃山大
   24日 成蹊スポーツ大 0―0 阪南大 関西大 2―0 同志社大
 立命館大 0―0 京都産大 近畿大 1―0 大教大

■失点抑える戦術裏目

びわこ成蹊大―阪南大 後半38分、びわこ成蹊大のFW平野(左)が果敢にゴールを狙うが阪南大・GK竹重に阻まれる=西京極

 びわこ成蹊大の逆転優勝には勝利が最低条件だった一戦。選んだ戦術は失点を抑える堅守速攻だった。だが、攻めは単調になり、総理大臣杯(7月)準優勝の阪南大守備陣を崩せず無得点。勝ち点1を分け合い、得失点差は12点のまま。残りは1試合、リーグ優勝が遠のいた。

 前線の左サイドに張るFW平野(3年、立正大淞南)にロングボールを送り、個人技で突破を狙うが相手の守備陣に阻まれシュートが枠に飛ばない。攻撃パターンも読まれ、平野は「裏への飛び出しも狙ったが、組織的な守備にやられた」と肩を落とした。

 ただ、春季に4失点した相手に無失点で終えた守備は光った。GK下西(3年、野洲)を中心に、早い寄せで粘り強く守り抜き、MF舩津(4年、立正大淞南)も「選手権に向けて好材料。手応えを感じた」と胸を張った。

 12月20日に開幕する全日本大学選手権を見据え、松田監督は「最後まで自分たちのサッカーをしてきっちり勝って終わりたい」と、気を引き締めた。

11月29日 立命館大 4―0 桃山大 同志社大 2―0 姫路独協大
   30日 成蹊スポーツ大 2―2 関学大 阪南大 0―0 関西大

▽最終順位(数字は勝ち点)

(1)阪南大51
(2)成蹊スポーツ大48
(3)関西大46
(4)関学大39
(5)同志社大31
(6)京都産大29
(7)桃山大25
(8)大院大24
(9)大教大24
(10)立命館大23
(11)近畿大19
(12)姫路独協大14