■チームの勝利ベスト尽くすことが大切
小学二年生で長岡京市・長岡第四小のスポーツ少年団に入った。当時はフィールドプレーヤー。女子はほかに一人。でも、全く気にならないほどサッカーは楽しかった。 中学時代は大阪府高槻市の女子チームでプレーした後、乙訓高ではテニスに励む。高校三年の夏、「キーパーがいない」との仲間の声で復帰し、初めて守護神を務めた。 相手ゴールへ攻める仲間を見守り、その背中を押す。一方で、向かってくる敵を正面で受け止める。そこに、最後のとりでを守るキーパーのやりがいがあった。 一対一の場面に強く、高い身体能力に冷静な判断力を備える。「それもみんなのディフェンスのおかげ」と控えめ。五輪では出番がなかったが、サブキーパーとして常に準備した。悔しくないと言えばうそになる。が、「厳しさの中にも仲の良さや団結力があった。大切なのは、チームの勝利のためにベストを尽くすこと」。世界の舞台でもやることは変わらない。 次期五輪も「一年一年積み重ねてから。まずは目の前のリーグ戦」と言葉を選ぶ。「なでしこリーグ」では「スペランツァFC高槻」を経て、今年から神戸市の「INACレオネッサ」に所属。チームは現在、一部リーグ二位で優勝も狙える位置にある。 出身の小学校で、サッカー少年たちのPK挑戦を受けた。すべて止め返し、面目躍如に「元気をもらった」と笑う。女子選手のすそ野拡大もこれから。後輩たちに「とにかくサッカーを楽しんでほしい」と願う。
(2008年10月31日付け紙面から)
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