京都新聞社TOP

「レーシングドライバー北川晃」関東第3戦で4位

ポイントランキングは混戦模様に

■台風の影響で悪天候のレース

 ヴィッツレースの関東シリーズ第3戦(61台エントリー)が富士スピードウェイ(静岡県)で9月3日に予選、4日に決勝を行い、北川晃(#16[ASヤサカSRFクムホVitz])は予選13位、決勝4位となった。大型台風12号の影響で大雨・強風の予報。サーキット上空は絶えず厚い雲に覆われ、風が強く吹きつける。参加者もレース自体が開催されるのか心配をつのらせた。

 それでも、参加台数は61台と多く、予選はA・Bグループに分けられた。天候が分刻みで変化し、誰もが予想できない状況。あとは各ドライバーの実力が試されることとなった。

■土曜日予選(15分間)

 私は予選Bグループ。天候によって路面状況ががらりと変化する。先に開始されたAグループの予選をパドックからしっかりと見守る。いよいよBグループの予選が開始された。アウトラップでタイヤのグリップ力・サーキットの状況を調べながら周回する。2周目にアタックしたが、コカ・コーラコーナーに差し掛かった時、目の前でスピンするマシンがありペースダウン。

 その後、仕切りなおして再びアタック。サインボードでは7番手の表示のまま。終了前に、急に雨が降り始め、もう一度アタックしたが、タイムアップはならなかった。結果、Aグループ7番手、総合13番手スタートなった。

■日曜日決勝(8Laps)

 台風の影響は決勝日にも続き、天候は一向に良くなる気配もない。それどころか、他のレースは赤旗中断になるほどで、ヴィッツレース自体の開催も危ぶまれる。しかし、ヴィッツレーサーの願いが通じたのか、12:30頃、天気は回復の傾向。決勝スタートが始まる。

各ドライバーがスターティンググリッドに到着し、チームスタッフと決勝前に会話する。路面状況は乾かないものの、水量はだんだんと引き始める。これがドライバーにとって吉と出るか凶とでるか、重要な要素となる。

 フォーメーションラップを終え、各マシンが富士特有のロングストレート1.5kmに返ってきた。そして、グリッドに整列しレッドシグナルが点灯・・・・・スタート!!!前車に続き、水しぶきの中を1コーナーへ向かう。イン側をバックミラーで確認すると、すでに2台が競っている。前のマシンも牽制をするせいか、イン側へと寄り始める。フォームアップラップでタイヤの温まりを確認出来た私は、1周目の1コーナーでブレーキング勝負も出来ると確信していた。

 そこで、私は誰もいない一番外側に進路を決め、ブレーキングを遅らして進入。大外から抜いていこうかと思った瞬間、6番手スタートのマシンがコース上でスピンをしているのが見えた。回避すべく全車はコース上で右へ左へと散らばる。結果的には、このアクシデントをうまくすり抜け、4台を抜き9位に浮上した。

 なおもヴィッツレースの醍醐味でもある1周目の混乱レースは続く。さらに、100Rで2台のイン側を切り開き、3速全快で飛び込む。しかし、私のリアタイヤも大きく流れ始め、しばらくドリフト状態が続き、コントロールしながら抜き去り7番手に浮上。3周目の100Rでは6位、4周目には5番手に上がる。ここからファステストラップを刻みながら、トップを追いかける。6周目に4秒ほどあった2番手争いに追いつき、最終コーナーで4位に。しかしホームストレートで抜き返され、そのまま100Rへと。アウト側から粘り強く競り勝ち4位を奪還した。

 ファイナルラップ。トップが少し差をあけ、以降2番手集団は接近戦を繰り広げる。最終ラップまで2番手争いがもつれた結果、大混戦のレースを4位で終えた。これで関東シリーズ残り1戦を前にポイントランキングも混戦模様。最終戦が面白くなりそうだ。

#16北川選手のコメント
 今回のレースは、雨の予選にうまく合わせることが出来なかったことが、決勝の結果に大きく影響したと思う。決勝のペースは良く、2番手の集団に追いついたが、抜くまでに至らず4位で終えた。トップまでが見えていただけに、予選順位が悔しい。次の関西シリーズ最終戦に気持ちを切り替えて挑みます。ご協力して頂いている皆様、最終戦でチャンピオンを狙いますので、引き続きご声援よろしくお願い申しあげます。