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ヴィッツレーサー北川晃・関西第5戦で2位

■関西シリーズランキングは2年連続2位

【2011年レース結果】

 ネッツカップヴィッツレースの関西第5戦(中止となった関西第1戦の振り替えレース)が9月18日、厳しい残暑の中、鈴鹿サーキット・西コース(1周3.475km)で行われた。午前中に予選、午後に決勝があり、北川 晃 #16[AスキャナーNヤサカSRFクムホVitz]は、予選6位 決勝2位(41台エントリー中)だった。

 関西シリーズの最終戦。第4戦を終了した段階では、北川はトップと15ポイント差のシリーズランキング2位。チャンピオン争いは私を含む、上位4人に絞られていた。この最終戦でチャンピオンになるためには2位以上が絶対条件となった。

■予選は41台の激戦(10分間・A/Bグループ)

関西第5戦で2位

 前日の大雨が嘘のように晴れわたった。今回も41台と参加台数が多く、A/Bグループに分けられての予選となった。予選Aグループには、私(北川晃)と現ランキング1位の#38神谷選手、ヴィッツ界の主こと#93橋本選手が登場。午前9時10分、スタート。今回の予選時間はいつもよりも短く10分間。今回もタイヤ温存作戦を考え、早々にタイムを出し、切り上げる作戦。3周を終えた時点でトップタイムを出し、ピットで待機。終了間際に順位を落とし3番手となる。

 9時30分、Bグループがスタート。上位陣は混乱をさけてか、集団で等間隔に走行し予選アタックに備える。混戦の予選でまずトップタイムを出したのが#40宮田選手。しかしすぐさま、#3三谷選手がコースレコードを叩き出しトップタイム。これがA/B総合のトップタイムとなり#3がポールポジションを獲得。ポイントランキングトップの#38神谷選手は総合4番手から、私は6番手からのスタートで優勝を狙う。

■決勝(12Laps)バックミラーが落ちてきた

 午後1時30分、気温は30度以上、路面温度は40度を越え、9月下旬の天候とは思えない中、決勝レースがスタートした。入念にタイヤを暖め1周目のポジションアップを狙う。各車、フォーメーションラップを終えグリッドに着く。そして、レッドシグナルが点灯し・・・スタート!!!

 スタートダッシュを決め、前方のマシンへと近付く。右には5番手スタートのマシンとサイド・バイ・サイドのままお互い牽制しあうため、接触しサイドミラーが折りたたまれ130Rへと差し掛かる。そのまま、ショートカットコーナーへ。平行したままコーナーリングし立ち上がると、後方のマシンが接触に巻き込まれていた。

 1周目の危険ゾーンを終え、前方をうかがう。スリップストリームに入ったまま1周目は5番手。前方にはライバル#38神谷選手がバックミラーを見ながら牽制してくるのが分かった。しかし、それをこじ開けてショートカットコーナーで4番手に浮上。さらにトップを追いかけるのに、先を急ぐ。

関西第5戦で2位

 4周目には、トップ2台がスプーンカーブで並んだため、その隙に後方へ近付く。130Rではトップ4台が急接近。そして、私は前方の隙をつき3番手へ浮上する。その後、背後から追いかけて前のマシンのタイヤが厳しくなってきたのか、少しずつではあるがブレーキングで追いつき始めた。8周目のショートカットコーナー、遂に2番手に浮上。そこから残り4周、トップを追いかける体勢。

 しかし、ここで私にハプニングが起こってしまった。スプーンカーブに差し掛かり、3速に落とす瞬間、黒い「物体」が膝の上に落ち、ペダルの足元へ。ブレーキングするも何かが引っかかっている。マシンが大きくふらつき3番手に後退してしまう。その黒い物体の正体は「ルームミラー」であった。この周からブレーキングをする度に、ヒール・アンド・トゥーする足にゴツゴツと当たり、慎重な操作が続く。前を追わなければならない状況で、ストレートに帰ってくる度、足元のルームミラーに手を伸ばすも4点シートベルトでとどかない。

■シリーズランキングは惜しくも2位

 再度、2番手の#93橋本選手にプレッシャーを与え続ける。そして、10周目のデグナーカーブでミスを逃さず、2番手浮上。そこからトップを追いかける。最終ラップに自分の感覚ではあるが、追いつくもチェッカーフラッグが見えた。ピットウォールで手をふるメカニックが見えたのでパッシングして「ありがとう!」の挨拶。一歩届かず2番手フィニッシュで関西シリーズ最終戦を終えた。これで激戦区、関西シリーズ全4戦を終了し、シリーズランキングは一歩届かず2位という結果に終わった。

関西第5戦で2位

 2011年度ヤサカレーシングチームからは、残り2戦となった。西日本シリーズ最終戦オートポリスラウンドと11月に開催されるチャンピオン戦(全国大会)富士スピードウェイ。残りのレースも気を緩めず、結果を出したいです。

北川選手のコメント
 関西シリーズでは2位以上でしかチャンピオンになれないという状況で最終戦を迎えた。今回のレースは自信があった。レース中のペースも良く、順位を上げることが出来たのはよかったが、ハプニング発生は残念です。これが「実力と運」だったのでしょう。

 2年連続ランキング2位という結果で、悔しい思いです。1戦1戦を大切に戦うことの意味を改めて感じました。ご協力頂きました皆様、ありがとうございます。残りのレースも結果を出せるように攻め続けますので、引き続きよろしくお願い申しあげます。


■西日本シリーズ最終戦

 出場予定だった関東第4戦は見送り、ヴィッツレースの西日本シリーズ最終戦に出ることになりました。レースが行われる九州の「オートポリス(4.674m)」は、阿蘇外輪山の北方、標高900mに位置します。九州の雄大な自然に囲まれたインターナショナルレーシングコースとしてモータースポーツファンから親しまれています。

 私のチームメイト、河村選手はすでに第1戦・第2戦ともに優勝を成し遂げ、ほぼシリーズチャンピオンが確定しており、ここで確実とするために私も参戦することになりました。私自身、このサーキットは全く走行をしたことがないので、いかに短時間でコースを習得できるかがポイントでしょう。

 予選は10月1日、決勝は2日です。同日、日本最高峰のカーレース「スーパーGT」も開催されます。多くの観客の前で私たちのレースも行われるので、メディア、関係者にアピール出来ると思います。