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レーサー北川晃 「西日本シリーズ第3戦で4位」

ファイナル戦へ闘志高める

 大自然の山々が取り囲む、大分県の九州オートポリス・インターナショナルレーシングコースで10月1、2日、ネッツカップヴィッツレース西日本シリーズ第3戦(最終戦)がスーパーGTと共に同時開催された。北川晃はスポット参戦ということで「#50号車フロンティア・ヤサカ号」をドライブ。初めて走るサーキットだったが、予選7位 決勝4位(15台エントリー中)の成績を残した。

■金曜日練習走行

「西日本シリーズ第3戦で4位」

 天候は雨。初走行がウェットコンディションとなった。サーキットが阿蘇山の近くということもあり深い霧が立ち込める。コースインをし、1コーナーへ向かうも、100m、50mの距離看板も薄っすらとしか見えない。サーキットを実際に走ってみると想像以上に路面がデコボコしており、直線ですら車が上下に震動する。最初はどのラインが速く走れるのか分からないため、イン側・アウト側といろいろなラインを試し、走行してみる。

 自分のタイムが速いのか遅いのか分からないままピットに戻ると、「今のところトップタイムだよ」とメカニックからの情報。明日の予選も雨のコンディションを祈る。

■予選(14:00~14:15)(15分間)

「西日本シリーズ第3戦で4位」

 前日の雨の天候とは打って変わり、サーキットには晴れ間が射す。ドライ路面を未だに走行した事がないため、心の中では「雨降ってくれよ!!!」と願っていた。とは、言っても予選は始まるもの。チームから与えられた周回数2周を考えて走り、全力で走り、タイムを出すまでだ。

 14:00予選が開始される。毎度のことではあるがまず、他車の様子をみるためピットで待機作戦を決行。開始3分後、メカニックからの「GO!!」のサインと共にコースイン。私のタイヤは発熱が良いため、インラップから練習だと思って攻める。そして、コーナーのスピードを確かめ、ブレーキングを確かめ、与えられた予選はたったの2周!

 いざアタック。前半の高速セクション、中盤のコーナーリング区間、終盤の上りセクション。「納得がいかん!」と1周目の反省点を考え、2周目のアタック。と思うも、前方にはスローダウンマシン。「頼む、退いてくれ!」なんとか最小ロスで2台をパス。1周目の改善点を直してホームストレートに帰ってくる。

 結果7番手となった。予選2周という貴重な周回ではあったが、もう少しタイムを伸ばせた方法があったのではないかとも考えた。しかし、ポジティブに考えると、まだまだ自分の走りも納得のいくものではなかったし、マシンはフィーリング的にも改善できる見込みがたくさんあった。そう考えると、明日の決勝は、必ず順位を上げられる自信があった。

■日曜日決勝(8Laps)

 am8:30~。空にはうっすらと雲が広がり、寒さが感じる天候の中、決勝8Lapsがスタートする。今大会はスーパーGTが同時開催ともあり、サーキットの路面状況が変化するのを計算に入れてマシンを早く走らせなければならない。私は前日の予選とはマシンのセッティングを変更したため、感触を確かめるためにインラップ、フォーメーションラップとさまざまな方法で確認をする。

 各車、1周のフォーメーションラップをグリッドに到着。そしてグリーンフラッグが振られ、レッドシグナルが点灯・・・・・。次の瞬間、4番手グリッドの選手が大きくジャンプスタートをするのが見えた。そして消灯(スタート!)

 私は好スタートを決め、スタートラインを通り過ぎるまでには4番手に浮上。トップ3台は無難なスタートで1コーナーへと入り、その後ろへと着いて行く。1周目は未だにサーキットの正確なベストラインを見出せておらず、トップ3台の後ろかがじっくりと窺う。

 1周目、トップスタートの#328渡辺選手に続き、#16河村選手、#6堀川選手、そして私がついて行く。バックミラーで確認すると5位以下は少し離れた展開。あとは前を集中して追いかける展開となった。

 2周目の4コーナーで3番手を走る#6堀川選手がバランスを崩し、イン側から狙うもラインをふさがれ順位アップならず。

 3周目ぐらいだろうか、トップと2番手集団の差が少しずつではあるが広がり始める。前方のマシンとはコーナーリング区間では追いつき、ストレート区間では離される展開が続く。最終ラップまでこの展開が続くも、どうにか3位になるためにプレッシャーをかけ続ける。ファイナルラップには0.2秒差まで詰め寄るも、抜くまでには至らず4位フィニッシュとなった。

北川選手のコメント
 初のオートポリスに参戦させて頂いたことは貴重な経験となり、嬉しく思います。今回は晴れの初走行が予選となってしまい、2周を全力でアタックするも7番手と沈んでしまった。決勝はスタートも決まり4位に順位を上げ、ようやくコースにも慣れ、表彰台を狙えた位置にいたので結果が残念です。この新しい経験を活かし、2011年のファイナル「チャンピオン戦」で優勝を狙います。関係者の皆様、2011年度も残すところ一戦となりました。大舞台で結果を残せるよう頑張りますので、引き続きよろしくお願い申しあげます。

「西日本シリーズ第3戦で4位」