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西京極散策

飛翔
飛翔

 京都市右京区にある西京極総合運動公園は、京都スポーツ界のメッカともいうべき施設です。さまざまな大会の歴史を刻んできました。陸上競技場の周囲に点在するモニュメントを紹介しましょう。

 京都市を東西に縦断する「五条通り」に面して、運動公園への導入路が南に伸びています。

 まず入り口の右側(西)に、1997年(平成9年)京都インターハイ開催を記念した掲示板があります。大会のスローガンだった「風にのれ君の声援君の汗」や、公募で決定したシンボルマークが描かれています。

インターハイ記念板
インターハイ記念板

 真っ直ぐ進むと正面に陸上競技場が迫ります。手前スタンドの一角に、1988年(昭和63年)京都国体で使用した炬火台が保存されています。全国2巡目初回にあたる改革国体でした。そのすぐ右には、この国体のモニュメント「飛翔」像があります。京都北ライオンズクラブの寄贈でした。

京都国体炬火台
京都国体炬火台

 その競技場の「マラソンゲート」入り口に、マラソンの有森裕子選手、高橋尚子選手、野口みずき選手の足形プレートが並んで飾られている。3人とも、全国女子駅伝に出場、世界で活躍したことを顕彰している。2002年1月に行われた第20回全国都道府県対抗女子駅伝を記念して、大会開会式当日の12日に、有森選手と高橋選手のプレートが除幕された。さらに、2005年1月15日には、野口選手の足形が設置、除幕された。

有森、高橋、野口の跡型レリーフ
有森、高橋、野口の跡型レリーフ

 ここから西へ向かって歩きますと、京都西ロータリークラブが25周年を記念して寄贈した京都市民憲章の銘板があります。

京都市市民憲章
京都市市民憲章

 さらに進むと、競技場正面玄関です。その前に、女性の走る姿をモチーフにしたモニュメントがあります。1989年(平成元年)に、京都北ライオンズクラブが、全国女子駅伝を顕彰して設置しました。

「歓」
「歓」

 その隣りの時計台は、1986年(昭和61年)に、京都橘ライオンズクラブから贈られたものです。

時計台
時計台

 競技場をグルッと一周して、野球場の北側に立って目に付くのは高校野球をモチーフにした「青春の軌跡」像です。平成元年に京都北ライオンズクラブ25周年記念の事業で誕生しました。

「青春の軌跡」
「青春の軌跡」

 「青春の軌跡」像のすぐ横に、2003年7月12日、野球のバットの素材となる「アオダモ」の木2本が植樹されました。この年の全国高校野球選手権(8月)が第85回大会を迎えたのを記念して、日本高校野球連盟などが植えました。まだ、緑色の支柱の方が太い状態ですが、成長が待ち遠しいですね。

「アオダモの木」
「アオダモの木」

 いずれも、京都のスポーツの歴史を物語っています。陸上競技場は、昭和21年の第1回国民体育大会の会場です。競技場自体が大きなモニュメントといえるでしょう。(2004.3.)