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(8)サンフランシスコにゴール

単独太平洋横断を達成し、到着した米サンフランシスコで花束を手に笑顔の友田享助さん=18日午前(大阪府田尻町役場提供)
単独太平洋横断を達成し、到着した米サンフランシスコで花束を手に笑顔の友田享助さん
=18日午前(大阪府田尻町役場提供)

 小型ヨットによる単独太平洋横断の冒険に挑んでいた京都市の同志社大四年、友田享助さん(26)が18日朝(現地時間の17日午後)、目的地の米サンフランシスコに到着した。

 真っ黒に日焼けした顔に、満面の笑み。ヨットハーバーに出迎えた母万里子さん(58)や友人、操船技術を教わったヨットスクール経営青木洋さん(54)らが拍手で友田さんの夢の実現を祝うと、「とにかくうれしい。自分の力だけでなく、日米両国の大勢の人に支えられて太平洋を横断できた。海上では、この経験を生かして今後の人生をどう生きていくか考えていた」と話した。

 友田さんはヨットマンだった亡父勝敏さんの誕生日、8月2日に大阪府田尻町を出港。直後に台風に襲われたり、大波に航海灯をさらわれたりとアクシデントもあったが、「朋友(ほうゆう)」=FORYOU=と名付けた全長約8メートルのヨットを操り、約2カ月半で大海原を渡りきった。

 航海中、田尻町立中学校の生徒たちと衛星電話で定期的に交信。到着を間近に控えた今月14日の通話では「とても元気です。体調もよく、食欲もあります」と帆走の順調さを伝えていた。

(03年10月20日)