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2006 WORLD CUP 語録

2006年W杯サッカーの京都新聞紙面から、私が選んだ選手や監督の語録です。日付は試合日です。

6月9日

ドイツのFWクローゼ(28歳の誕生日の開幕戦で2得点。コスタリカに4―2で勝利)

「ゴールで祝うことを夢見ていた」

6月11日

トリニダード・トバゴのGKヒスロップ(初出場。過去の出場国で人口最少。1次リーグでスウェーデンと0―0で引き分け)

「自分にとっても、わが国にとっても特別な日になった。誇りで胸がいっぱい」

アルゼンチンのFWサビオラ(1次リーグで、コートジボアールに2―1で勝利。自身、W杯初得点が貴重な2点目となり、この試合のMVPに選ばれ)

「ピッチに出て行ったときのあの素晴らしい気持ちといったら。次の試合のことはあすから考えるので、いまはこの瞬間を楽しみたい」
「自分にとっても、わが国にとっても特別な日になった。誇りで胸がいっぱい」

メキシコのGKサンチェス(1次リーグでイランに3―1で勝ち)

「4日前に亡くなった父が、天国から力を貸してくれたのだと思う」

ポルトガルのMFフィーゴ(1次リーグでアンゴラに1―0で勝った33歳の主将。2002年は1次リーグ敗退)

「4年前にやり残した宿題がある」

6月12日

日本のMF中田英(1次リーグ初戦でオーストラリアに1―3で逆転負け)

「とにかく普段通りにやれば勝てる。(だが)普段通りにやるのが難しいのです」

6月13日

フランスのドメネク監督(1次リーグ初戦でスイスと1―1で引き分け)

「スイスと引き分けるのは(欧州予選の2試合に続き)、もはや習慣のようだ」

6月14日

ポーランドのFWジュラスキ(1次リーグのドイツ戦で、終了直前に失点、0―1で敗れ、2連敗)

「もちろん残念だが、これがサッカー。思い通りにいかない時もある」

ドイツのFWヌビル(1次リーグのポーランド戦、後半から出場し、ロスタイムに決勝ゴールを決め)

「間に合った」

ドイツのクリンスマン監督(ポーランド戦で主将らしいプレーを見せた29歳のMFバラックに)

「あのリズムと技巧がチームに息を吹き掛ける」

6月15日

パラグアイのルイス監督(1次リーグでスウェーデンに0―1で敗れ、2連敗。1958年大会以来の1次リーグ敗退)

「つらいが、これも人生だ。いつもうまくいくとは限らない」

パラグアイのDFカニサ(1次リーグ敗退に)

「とても悲しい。パラグアイでもみんなが見ていて、そして泣いているだろう」

イングランドのFWクラウチ(トリニダード・トバゴに苦戦したが、MFベッカムのクロスを頭で合わせて先制点をあげ)

「特別な瞬間だった。今さら言う必要もないけれど、ベッカムはクロスを上げるのが世界一うまい」

6月16日

アンゴラのGKジョアンリカルド(初出場国の一つ。1次リーグでメキシコと0―0で引き分け、初勝ち点1をもたらし)

「アンゴラの良いイメージを世界に広げるのが目標だった。きょう、かなった」

メキシコのラボルペ監督(アンゴラと0―0で引き分け)

「試合はわれわれが支配していた。しかしボールがゴールに入りたくなかったようだ」

6月17日

イランのイバンコビッチ監督(ポルトガルに0―2で敗れ、1次リーグ敗退が決まり)

「グッバイ、ワールドカップ」

6月18日

日本のジーコ監督(クロアチアと0―0で引き分け)

「ゴール前までは正しいことをやっていながら、最後まで行けない。それが悲しい」

京都府サッカー協会の森貞男元会長(クロアチア戦を終えて)

「ゴール前までは正しいことをやっていながら、最後まで行けない。それが悲しい」
「勝負にはつきがつきまとう。つきを味方にするには全力を出し切ることが重要」「(次の)ブラジル戦は、横綱のブラジルに新入幕の日本が結びで当たるようなもの。土俵際まで追いつめ、戦う姿勢を見せれば次につながる」

6月20日

イングランドのMFのJ・コール(1次リーグのスウェーデン戦で2―2と引き分けたが、1ゴール1アシストの活躍。決勝トーナメントに進出し)

「開幕からW杯のすべての瞬間を楽しんでいる」

6月21日

セルビア・モンテネグロのペトコビッチ監督(1次リーグでコートジボアールに2―3で敗れ、3連敗。国家連合として最後の出場になったW杯を終え)

「このW杯のことは忘れない」

アンゴラのGKジョアンリカルド(約27年続いた内戦から立ち上がり、W杯初出場。1次リーグ、イランに1―1で引き分け敗退)

「われわれは最低ランクのチームで、スーパースターはいないのに、初のW杯ですごく良いプレーができた。経験が少し足りなかっただけだ」

6月22日

オーストラリア・ヒディング監督(1次リーグのクロアチア戦で、2度にわたって1点リードされたが、その都度同点に追いつき引き分け。決勝トーナメントに初進出)

「自分が率いるチームはそうなのだが、選手たちはライオンのハートを持っている」

ガーナの主将・MFアッピア(1次リーグでアメリカに2―1で勝ち、初の決勝トーナメント進出)

「われわれは、ガーナだけでなく、アフリカ全体を代表しているんだ」

日本のDF・中沢(1次リーグでブラジルに1―4と大敗。反省点と収穫を問われ)

「いろいろありすぎて分からない」

日本のMF・中村(ブラジルに大敗し)

「(気持ちを)切り替えるのではなくて反省する。次に生かす材料にしたい」

京都パープルサンガの松永GKコーチ(元日本代表。日本がブラジルに大敗し)

「ブラジルはボールに対して複数が運動するが、日本は絡む人数が少なく何をすべきかの判断も遅い」

釜本邦茂・日本サッカー協会副会長(日本代表に対して)

「子どもたちがあこがれて、手本になるようなFWがいない。相撲でも柔道でも一緒。こうなったら絶対(点が取れる)、という形がないと」

6月23日

サッカーの王様・ペレ氏(1次リーグを終えて)

「フランスには落胆している。彼らは、一度失った輝きを取り戻す責任があるのに」

スイスのFW・フライ(1次リーグで韓国に2―0で勝ち、2勝1分けで決勝トーナメント進出)

「無敗で(G組を)1位通過できたことを誇りに思う。ベスト16に入ることが目標だった。ここからは運が必要になる」

韓国のGK・李雲在(スイスに敗れ、1次リーグ敗退)

「試合は終わったので、次のW杯に向けて準備をする。ただそれだけだ」

6月25日

アルゼンチンのMF・リケルメ(誕生日に決勝トーナメント1回戦でメキシコに2―1で勝ち)

「いつも幸せに楽しくプレーすることだ」

ポルトガルのスコラリ監督(決勝トーナメント1回戦でオランダと死闘、1―0で勝ち。両チームで警告16枚)

「耐え抜いた勝利は、ポルトガルの歴史に残る戦いだった」

オランダのファンバステン監督(ポルトガルに敗れ)

「このチームは2008年欧州選手権で勝つことが最大の目標。W杯は少し早すぎた」

6月26日

スイスのクーン監督(決勝トーナメント1回戦でウクライナと0―0で引き分け。PK戦で敗れた。1次リーグから無失点、無敗で大会を去り)

「いまは試合のことを考えられない。虚脱感と失望が大きい」

ウクライナのブロヒン監督(スイスとのPK戦開始前にロッカーに姿を消し。初出場で8強入りして)

「誰がけるか自分たちで決めて決着を付けろと選手に告げた。あれ以上見ていられなかった。両チームは互角だったが、われわれにロシアンルーレットのような運があった」

オーストラリアのヒディンク監督(決勝トーナメント1回戦でイタリアに0―1で敗れ。失点は終了直前のPKをトッティに決められた)

「この試合を冷静に分析すれば、われわれは魅力的なサカーをしようとしただけで、相手は結果を出すサッカーをしようとしたことが分かる。この2チームの差だ」

6月27日

ブラジルのFWロナウド(決勝トーナメント1回戦、ガーナから先制点を奪い、W杯通算15ゴールで歴代1位に立ち)

「この人生で成し遂げたことはすべて、僕が一生懸命やってきた成果なんだ」

フランスのMFジダン(決勝トーナメント1回戦でスペインに3―1で勝ち。3点目は自らのゴール)

「きょうは祝福の日だ」

6月30日

ドイツのGKレーマン(決勝トーナメント準々決勝のアルゼンチン戦で1―1。PK戦で2度好セーブし、4―2で準決勝進出)

「観客が喜んでいるのがうれしかった」

ドイツのクリンスマン監督(アルゼンチンにPK戦で勝ち)

「できることをすべてやり、アルゼンチンを国に送り返そうとした。まだわれわれは家に帰りたくなかった」

イタリアのリッピ監督(決勝トーナメント準々決勝でウクライナに3―0で快勝)

「FWが得点し始め、何も不可能なことはない」

ウクライナのFWシェフチェンコ(敗れたイタリアには、ACミランでの同僚がいて)

「せめてもの救いはイタリアの友人たちに敗れたということ。これからは、彼らを応援する」

7月1日

ブラジルのFWロナウジーニョ(決勝トーナメント準々決勝でフランスに0―1で敗れ)

「勝つことに慣れるとこういうことになってしまう。悲しい」

フランスのFWアンリ(ブラジルに1―0で勝ち)

「夢を見続けたい」

ポルトガルのGKリカルド(決勝トーナメント準々決勝でイングランドに0―0。PK戦3―1で勝ち)

「PK戦は不思議と集中できるんだ。自分の勘を信じて、難しいことは一切考えない」

7月4日

ドイツの主将、MFバラック(決勝トーナメント準決勝でイタリアに0―2で敗れ)

「イタリアが勝利に値しないとは言わない。でもほろ苦い気持ちだ」

7月5日

フランスのMFビエラ(決勝トーナメント準決勝でポルトガルに1―0で勝ち。1点はジダンがPKを決め)

「うちは年寄りチームと言われたが、一つ一つ勝ち上がってここまできた。サッカーはピッチ上での結果だけが真実だ」

ポルトガルのスコラリ監督(前回大会はブラジルを率いて優勝。フランスに敗れ)

「この小さい国が決勝まで進むのは難しい。ただ、選手たちのことは誇りに思う。40年ぶりでここまでたどり着いたのだ」

ポルトガルの主将、MFフィーゴ(フランスのPKの1失点だけで敗れ)

「1点がずしりとこたえた」

7月9日

イタリアのGKブフォン(決勝でフランスと1―1。PK戦5―3で世界一に輝く。退場のジダンにいたわりの声をかけ、ユベントスのチームメート、トレゼゲがPKを失敗しても控えめにしか喜ばず)

「本当に強い相手に勝って手にした優勝を喜びたい」